外壁塗装のSEO対策 千葉112社を測って分かった土台

外壁塗装のSEO対策は順位より先に土台のアイキャッチ。千葉112社を機械で測って分かったこと。右側の濃い緑の面に「土台が直っていない61.6%」と大きく書かれ、その下に順位より先に直すところがあると補足されている

【運営元より】
本記事は、千葉県佐倉市でホームページ制作・Web集客支援を手がけるSHUMAN合同会社が制作・運営しています。
順位を上げる裏技の記事ではありません。千葉県内の塗装会社112社のサイトを実際に数えた結果と、Googleが公式に書いていることを突き合わせて、先に何を直すかを書いています。

嶋津文仁

Webマーケティングの実務は10年以上です。お金・健康・仕事という、Googleが最も厳しく品質を見る分野(YMYL)を担当し、検索上位を出してきました。SEO記事制作は500本以上。いまは千葉県の地域ポータル「チバっす」を自社で運営しながら、県内の店舗と中小企業を支援しています。

外壁塗装のSEO対策を調べると、やることが山ほど出てきます。

キーワード選び、記事の量産、被リンク、構造化データ。

そこで、千葉県内の塗装会社112社のサイトを1枚ずつ測りました1

結果は、土台の7項目がすべてそろっていた会社が29.5%だった、というものでした。

残りの7割は、順位を上げる作業をしても土台のどこかで漏れています。

この記事では、その数字とGoogleが公式に書いていることを並べて、測る順番を決めます。

先に断っておくと、当社はホームページ制作とWeb集客支援を売っている会社です。

それでも、この記事の一部は「やらなくてよいこと」の話になります。

測ってみたら、よく言われている脅しのうち2つが、実際には当てはまらなかったためです。

  1. 結論|外壁塗装のSEO対策は順位より先に土台を直す
  2. 外壁塗装のSEO対策で先に測る7つの土台
  3. 千葉の塗装会社112社のSEOの土台を測った結果
    1. 入れるとどうなるか
    2. 入れる中身は5つで足ります
  4. 上位に出ている会社の調査と何が違うのか
  5. 外壁塗装のSEO対策でsitemap.xmlは無くても困らない?
  6. アクセス解析のタグが無い30.4%はSEO対策の結果を測れない
    1. 自社のアカウントで入れる
    2. 入れる手順は3つです
  7. 外壁塗装のSEO対策で「Googleに拒否されている」は112社中0社だった
    1. 自分で確かめる方法
  8. 外壁塗装のSEO対策で狙うキーワードの決め方
    1. 地域はどこまで下ろすか
    2. 作るページの数え方
    3. お客さんの状態で言葉を分ける
  9. 商圏の外から来た検索はSEOの成果に数えない
    1. 分けて数える方法
    2. 記事を書く地域の決め方
  10. 外壁塗装のSEO対策で表示回数だけ増えても問い合わせは来ない
    1. 表示回数の代わりに見る3つ
  11. 外壁塗装のSEO会社にお金を払う前に確かめること
    1. 成果報酬という料金の形について
    2. 被リンクを買う提案には乗らない
    3. ツールの順位を鵜呑みにしない
    4. 契約の前に聞く5つ
  12. 誰が書いたSEO記事かを出すと何が変わるか
    1. 会社概要に書く順番
  13. 外壁塗装のSEO対策は何か月で動くか
    1. 途中でやめる判断
  14. 外壁塗装のSEO対策についてよくある質問
  15. まとめ|外壁塗装のSEO対策は測る順番で決まる
  16. 出典・参考文献

結論|外壁塗装のSEO対策は順位より先に土台を直す

外壁塗装のSEO対策は順位より先に土台を直す順番を示した図。千葉県内の塗装会社112社のうち土台7項目がそろっていたのは33社で、7割は順位を上げても土台で漏れていることを示す

先に結論です。

外壁塗装のSEO対策で最初にやることは、キーワードを選ぶことでも記事を書くことでもありません。いまのサイトが検索エンジンに正しく読めているかを数えることです。

112社を測って分かったことを、先に4つ挙げます。

  • 店舗としての情報をGoogleに渡していない
    → ローカルビジネスの構造化データが無いサイトが61.6%
  • そもそも構造化データが無い
    45.5%。何の会社なのかを検索エンジンに伝えていません
  • アクセス解析のタグが見当たらない
    30.4%。直した結果を測れません
  • 土台7項目がすべてそろっている
    29.5%だけでした

そして、よく言われる脅しのうち2つは、実際には当てはまりませんでした。

  1. サイトマップが無いと検索に出ない
    Googleは500ページ以下なら必要ない可能性があると書いています
  2. Googleに拒否されている
    → 全体をブロックしているように見えた9社を全部開きましたが、Googlebotを止めていた会社は0社でした

チラシやポータルサイト、リスティング広告まで含めて集客の全体を決めたい場合は、外壁塗装の集客から読んでください。

サイトの問い合わせの入口や建設業許可の表示については、塗装会社のホームページ集客で別に書いています。

外壁塗装のSEO対策は、順位を上げにいく前に、土台の7項目が御社のサイトでそろっているかで決まります。

先に御社の数字を出します

この記事で使った項目に、Googleマップと構造化データを足した24項目で、当社が御社のホームページを測ります。料金は11,000円(税込・単発)です。

測った結果と、次の30日でやることを、順番をつけてお渡しします。

読み進める前に、いまの位置だけ先に知っておきたい方へ。

外壁塗装のSEO対策で先に測る7つの土台

外壁塗装のSEO対策で先に測る7つの土台の図。構造化データ、canonical、noindexが無いこと、sitemap.xml、robots.txt、解析のタグ、h2見出しの7つと、それぞれ欠けたときに起きることが並び、7つそろっていたのは112社中33社と書かれている。

土台と呼んでいるのは、次の7つです。

この7つは、欠けていると順位を上げる作業が届きません。

土台の項目欠けていると何が起きるか
構造化データ何の会社で、どこにあるのかを検索エンジンに伝えられません
canonical同じ内容のページが複数あると、どれが本物か伝わりません
noindex が入っていない入っていると、検索結果から自分で外していることになります
sitemap.xmlページ数が多いサイトでは、見つけてもらう助けになります
robots.txt無くても問題は起きませんが、あると意図を伝えられます
アクセス解析のタグ無いと、直した結果を測れません
h2 見出し本文の構造が伝わりません

7つそろっていたのは112社中33社(29.5%)でした。

なお、noindex が入っていた会社は0社でした。

ここは全社が健全です。

数え方を先に書いておきます。

対象は、千葉県内で外壁塗装・屋根・リフォームを手がけ、独自ドメインの公式サイトを持つ119社です。無料のホームページサービスとポータルサイトの4社は外しました。そのうち取得できた112社を、この記事のすべての割合の分母にしています。

8月31日に測ったサイトの土台と、9月1日に測ったSEOの土台を、同じ112社で数え直しています。分母の違う割合は並べていません。

千葉の塗装会社112社のSEOの土台を測った結果

千葉県内の塗装会社112社のSEOの土台を機械で測った結果の一覧。ローカルビジネスの構造化データが無い61.6%、構造化データそのものが無い45.5%、canonicalが無い31.2%、アクセス解析のタグが無い30.4%、sitemap.xmlが返らない23.2%と並ぶ。

測った結果を全部出します。

測った項目欠けていた割合
ローカルビジネスの構造化データが無い61.6%
構造化データそのものが無い45.5%
canonical が無い31.2%
アクセス解析のタグが見当たらない30.4%
sitemap.xml が返らない23.2%
robots.txt が無い18.8%
robots.txt に全体をブロックする行がある8.0%(9社)
noindex が入っている0%

同じ112社で、サイトの土台も測っています。

測った項目欠けていた割合
建設業許可を表示していない89.3%
トップページから直接問い合わせられない71.4%
タイトルが32字を超えて検索結果で切れる37.5%
電話がタップできない35.7%
トップに施工事例が出ていない30.4%
OGPが無い27.7%
メタディスクリプションが無い16.1%
h1が無い17.0%
HTTPSでない11.6%
スマートフォン向けの設定が無い8.9%

いちばん欠けていたのは、ローカルビジネスの構造化データでした。

これは、営業時間や所在地やクチコミを検索エンジンとAIが読める形でGoogleに渡す仕組みです2

塗装は、地域で探される仕事です。

その地域の情報を渡していない会社が6割ある、ということになります。

入れるとどうなるか

構造化データを入れても、順位が上がると決まっているわけではありません。

Googleは生成AI検索について「構造化データに過度に注力する」ことを「する必要のないこと」に挙げています。

それでも入れたほうがよい理由は2つあります。

  • 情報の食い違いが減る
    → サイトとGoogleマップで営業時間が違う、という状態を検索エンジンが見つけやすくなります
  • Googleのリッチリザルトの対象になりうる
    → 営業時間や所在地を、文章より確実に渡せます

WordPressなら、プラグインの設定だけで入ります。

自分で書く必要はありません。

入れる中身は5つで足ります

  • 会社名
    → Googleマップの表記と1文字もずらさないでください
  • 所在地
    → 同じく、Googleマップと同じ書き方にします
  • 電話番号
    → 市外局番から。ここもマップとそろえます
  • 営業時間
    → 定休日も含めて書きます
  • サイトのURL
    → 会社の公式サイトがどれかを示します

難しいのは中身ではなく、Googleマップとそろえることです。

サイトは9時から18時、マップは8時から19時。

この食い違いは、実際によくあります。

どちらが正しいのか、検索エンジンには分かりません。

入れる前に、まずマップとサイトの表記を突き合わせてください。

上位に出ている会社の調査と何が違うのか

外壁塗装のSEOの調査で、誰を数えたかによって意味が変わることを示した図。上位に出ていた50社を数えた調査と、その地域の119社を全部数えた調査を並べ、自分の現在地を知りたいときに要るのは後者だと書かれている。

外壁塗装のSEOについて、自分で数えた結果を出している記事が他にもあります。

他社の記事10件のうち9件を読みましたが、数字を持っていたのは1件でした。

ただ、その1件と当社では、数えた相手が違います。

その調査この記事
対象上位に出ていた50社その地域の119社
選び方検索結果に出てきた会社地域にある会社を全部
分かること勝っている会社の共通点ふつうの会社の現在地

どちらが正しい、という話ではありません。

ただ、自分の現在地を知りたいときに要るのは、後者です。

上位に出ている会社だけを数えると、そこに出ていない会社は最初から入っていません。

「上位50社の8割が構造化データを入れていた」という数字を見ても、自分がその8割に入るかは分かりません。

地域の会社を全部数えれば、自分が上から何番目かが分かります。

この記事の数字は、そちらです。

なお、他社の記事10件のうち1件は、こちらからの取得を拒否する設定になっていて読めませんでした。

外壁塗装のSEO対策でsitemap.xmlは無くても困らない?

ここから、やらなくてよいことの話を2つします。

112社のうち、sitemap.xml が返らなかったのは26社(23.2%)でした。

この数字を見せて「サイトマップが無いから検索に出ないんです」と言う営業があります。

Googleは、そうは書いていません。

Googleの公式ドキュメントにはこう書いてあります3

「次の場合は、サイトマップが必要ない可能性があります。サイトのサイズが『小さい』。サイトのページ数がおよそ 500 ページ以下の場合にサイズが小さいと考えます

「サイトの各ページが適切にリンクされていれば、Google は通常、サイトのほとんどのページを検出できます」

塗装会社のサイトは、多くても数十ページです。

500ページには届きません。

メニューから全部のページに行ける状態になっていれば、サイトマップが無くても見つけてもらえます。

ただし、あって困るものでもありません。

  • WordPressを使っている
    → 多くの場合すでに自動で作られています。何もしなくて済みます
  • 施工事例を毎月増やす
    → ページが増え続けるサイトでは、あるほうが早く見つかります
  • 自分で作る必要は無い
    → プラグインか、CMSの標準機能で足ります

お金を払って作るものではありません。

もし見積もりに「サイトマップ作成」で数万円が載っていたら、何の作業なのかを聞いてください。

アクセス解析のタグが無い30.4%はSEO対策の結果を測れない

こちらは、実際に困る項目です。

112社のうち34社(30.4%)は、アクセス解析のタグが見当たりませんでした。

何人が来たのか、どの言葉で来たのか、どのページで帰ったのかが分かりません。

この状態でSEO対策を始めると、こうなります。

  • 直したかどうかが分からない
    → 作業したと言われても、確かめる手段がありません
  • 効いたかどうかが分からない
    → 問い合わせが増えても、検索から来たのか紹介なのか区別できません
  • やめる判断ができない
    → 効いていないことに払い続けることになります

入れるのは無料です。

Google アナリティクスと Google Search Console の2つで足ります。

自社のアカウントで入れる

ここだけは、制作会社に任せきりにしないでください。

制作会社のアカウントで入っていると、契約が終わったときに過去のデータごと見えなくなります。

数年ぶんの記録が、一度に消えます。

頼み方は1行で足ります。

「アナリティクスとサーチコンソールを、うちのアカウントで入れて、私にも見せてください」

断られる理由は、本来ありません。

入れる手順は3つです

アクセス解析のタグを自社のアカウントで入れる手順の図。会社用のアカウントを作る、自社でアナリティクスとサーチコンソールを登録する、制作会社を招待するの3段階。解析のタグが見当たらない会社が30.4%あると書かれている。
  1. 自社のGoogleアカウントを作る
    → 会社用のメールアドレスで作ります。個人のものは使いません
  2. そのアカウントでアナリティクスとサーチコンソールを登録する
    → どちらも無料で、登録は数分です
  3. 制作会社を「閲覧できる人」として招待する
    → 所有者は自社のまま、見てもらう形にします

順番が大事です。

制作会社に作ってもらってから自社に移すのは、手間がかかります。

先に自社で作って、招待するほうが早く終わります。

外壁塗装のSEO対策で「Googleに拒否されている」は112社中0社だった

塗装会社111社のrobots.txtを読んだ結果の図。全体をブロックして見えた9社が止めていたのはAdsBot-GoogleとGoogleOtherとBytespiderで、Googlebotを止めていた会社は0社だったと書かれている。

やらなくてよいことの話を、もう1つします。

112社の robots.txt をまとめて読んだところ、全体をブロックする行があったのが9社(8.0%)ありました。

この数字だけを見せると、こう言えてしまいます。

「御社はGoogleにブロックをかけています。それで順位が上がりません」

そこで、9社の robots.txt を全部開いて中身を読みました。

ブロックしていた相手Googleの検索順位への影響
AdsBot-Google広告の審査用です。検索順位には関係ありません
GoogleOther検索以外の用途です。検索順位には関係ありません
BytespiderTikTok系の収集ロボットです。Googleではありません

Googlebot を止めていた会社は、112社中0社でした。

9社はどこもGoogleに拒否されていません。

数字だけを見て「ブロックされている」と言うのは、間違いです。

ここは、私が自分で危うくやりかけた場所でもあります。

最初の集計では「全体をブロック9社」とだけ出ました。

中身を開かずに書いていたら、9社に濡れ衣を着せていました。

自分で確かめる方法

自社のドメインのうしろに /robots.txt を付けて開くだけです。

そこに Disallow: / という行があるかを見ます。

その行が User-agent: Googlebot の下にあっても、User-agent: * の下にあっても、Googleは止まります。

「*」はGooglebotも含みます。

ファイルが無くても問題ありません。

無い場合は、何も制限していないという意味になります。

外壁塗装のSEO対策で先に直す土台は、自分のサイトを測らないと決まりません。

千葉県の塗装会社の方へ

この記事の項目を御社のサイトに当てて、当社が点検します。料金は11,000円(税込・単発)です。

検索順位・Googleマップ・サイトの中身・同業他社との差を見たうえで、次の30日でやることを順番をつけてお渡しします。

測る24項目と進め方はWeb現状診断のページに全部出しています。

順位が上がらない理由がどこにあるのかだけ知りたい、という相談でも大丈夫です。

外壁塗装のSEO対策で狙うキーワードの決め方

外壁塗装のSEO対策で狙う言葉を地域と工事の種類とお客さんの状態の3つの掛け算で決めることを示した図。市の名前では上位10件中4件が全国の比較サイトだが、区まで下ろすと10件中9件が地元の塗装会社になると書かれている。

土台が終わったら、次にやるのが言葉選びです。

ここで多くの会社が「外壁塗装」で戦おうとして、届きません。

狙う言葉は、3つの掛け算で決めます。

  • 地域
    → 市の名前だけでなく、区や町の名前まで下ろします
  • 工事の種類
    → 外壁塗装、屋根塗装、防水、雨樋。分けたぶんだけページが作れます
  • お客さんの状態
    → 相場を調べている人と、業者を決めかけている人では、要る言葉が違います

地域はどこまで下ろすか

市の名前で戦うと、全国の比較サイトが相手になります。

区や町の名前まで下ろすと、相手が地元の会社だけになります。

当社が測ったときは、市の名前では上位10件のうち4件が全国の比較サイトでしたが、区の名前まで下ろすと10件中9件が地元の塗装会社でした4

戦う場所を選ぶだけで、相手が変わります。

作るページの数え方

地域3つ×工事の種類4つで、12ページになります。

これを一度に作る必要はありません。

月に2ページずつなら、半年で12ページです。

そして、この12ページは施工事例と別に数えます。

施工事例は工事のたびに増えるので、止まりません。

お客さんの状態で言葉を分ける

同じ人でも、時期によって打つ言葉が変わります。

時期打つ言葉の例そのページで書くこと
気になり始めた外壁塗装 時期/外壁 ひび割れいつ塗るべきか。まだ会社を探していません
相場を調べている外壁塗装 相場/◯◯市 外壁塗装 費用金額の幅と、何で変わるか
会社を探している◯◯市 外壁塗装/◯◯区 塗装 業者施工事例と、許可と、問い合わせ先
決めかけている◯◯塗装 評判/◯◯塗装 口コミ自社の名前で調べられたときに出るページ

いちばん後回しにされるのが、いちばん下の行です。

会社名で調べられたときに、自社のサイトより先に他社のまとめ記事が出ることがあります。

そこで書かれていることを、自分では直せません。

自社のページを用意しておくと、少なくとも並んで出ます。

商圏の外から来た検索はSEOの成果に数えない

他社の記事9件に、1件も書いていなかった話をします。

検索から人が来ても、施工できない地域の人なら売上になりません。

外壁塗装は、足場を組んで職人が通う仕事です。

片道1時間を超えると、採算が合いづらくなります。

それでも、記事が読まれれば表示回数もアクセス数も増えてしまいます。

数字は良くなるのに、問い合わせは増えません。

分けて数える方法

  • 検索語に地域名が入っているか
    → 「千葉市 外壁塗装」と「外壁塗装 相場」を分けて数えます
  • 問い合わせの住所
    → 施工できる範囲かどうかを、月ごとに数えます
  • 断った件数
    → エリア外で断った数も記録します。ここが多いなら狙う言葉がずれています

アクセス数が2倍になっても、商圏の外からなら売上は変わりません。

報告書にアクセス数だけが並んでいるときは、この内訳を聞いてください。

記事を書く地域の決め方

施工できる範囲を、先に地図で線引きしてください。

その線の外の地域名では、記事を書かないことです。

  • 片道30分以内
    → ここは主戦場です。区や町の名前まで下ろして書きます
  • 片道30分から1時間
    → 条件つきで受けるなら書きます。受けないなら書きません
  • 片道1時間超
    → 書かないでください。読まれても断ることになります

断る問い合わせが増えると、対応の時間だけが増えます。

そして、当然断られた人はもう戻ってこないため、改めて対応地域を確認しておくのが安心です。

外壁塗装のSEO対策で表示回数だけ増えても問い合わせは来ない

ここは、当社の数字をそのまま出します。

当社が公開している外壁塗装の集客の記事は、3か月で「外壁塗装 seo」を含む5語で625回表示されました5

そして、クリックは0回でした。

平均の掲載順位は32.4位です。

32位は、検索結果の4ページ目です。

最適化されていない記事なので当然と言えば当然ですが、誰も4ページ目までは見ません。

表示回数は「検索結果のどこかに出た回数」であって、読まれた回数ではありません。

625回出て0回しか押されていない、という状態が実際に起きます。

表示回数の代わりに見る3つ

  • 1ページ目に入っている語の数
    → 表示回数ではなく、10位以内に入っている語を数えます
  • そのうち地域名が入っている語の数
    → 商圏の中から来ているかが分かります
  • 問い合わせの件数
    → 電話とフォームを分けて数えます

この3つは、Google Search Console があれば分かります。無料です。

制作会社や運用代行会社の報告書に表示回数とアクセス数しか載っていないなら、1ページ目に入っている語の数を聞いてください。

外壁塗装のSEO会社にお金を払う前に確かめること

外壁塗装のSEO会社に払う前に聞く5つの質問の図。何を成果と呼ぶか、順位は誰がどこで測るか、解析は誰のアカウントか、被リンクは何をするか、解約したら何が残るか。Googleが一番上への掲載は誰にも保証できないと書いていることも記されている。

他社の記事9件で、成果報酬にも順位保証にも触れていたのは0件でした。

SEOを売っている会社が、自分の料金の形について書くことは、あまりありません。

先に、Googleが公式に書いていることを挙げます。

Googleの公式ドキュメントにはこう書いてあります6

Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません。サイトの掲載順位を保証すると主張する業者、Google との『特別な関係』を強調する業者、Google への『優先登録』を宣伝している業者には注意が必要です」

つまり、順位を保証すると言われた時点で、その約束は果たせません。

成果報酬という料金の形について

成果報酬そのものが悪いわけではありません。

確かめるのは、何を成果と呼んでいるかです。

  • 順位を成果にしている
    → 検索する人の場所や履歴で順位は変わります。何位だったかは測り方で動きます
  • アクセス数を成果にしている
    → 商圏の外から来ても数字は増えます
  • 問い合わせを成果にしている
    → 営業電話や迷惑メールも問い合わせに数えていないか確認します

いちばん揉めるのは、順位を成果にしたときです。

誰がどこで測った順位なのかを、契約の前に決めておきます。

被リンクを買う提案には乗らない

Googleはリンクスパムの例として「ランキングを上げることを目的としたリンクの売買」を挙げています7

ランキングを上げる目的でリンクを買うことは、ポリシー違反です。広告として買う場合でも、リンクに nofollow か sponsored の印を付けていれば違反にならない、と同じページに書かれています。

「うちが持っているメディアからリンクを送ります」という提案は、これに当たる場合があります。

何のサイトから、いくらで、いつまで送るのかを聞いてください。

ツールの順位を鵜呑みにしない

Googleは、外部のSEOツールについても書いています。

「Googleはサードパーティ製のSEOツールを評価または推奨しておらず、これらのツールはGoogleの内部ランキングデータにアクセスできない」

ツールが出す点数は、Googleの評価ではありません。

点数が低いから直しましょう、という提案には、根拠を聞いてください。

契約の前に聞く5つ

金額を比べる前に、次の5つを聞いてください。

  1. 何を成果と呼びますか
    → 順位か、アクセス数か、問い合わせか。ここが最初です
  2. 順位は誰がどこで測りますか
    → 測る場所と端末で順位は変わります。契約前に決めます
  3. アナリティクスは誰のアカウントですか
    → 自社名義にしてください。契約終了で過去のデータが消えます
  4. 被リンクは何をしますか
    → 買う話が出たら、その場で断ってください
  5. 解約したら何が残りますか
    → 書いた記事とデータを持ち出せるかを確かめます

5つ目でつまずく契約が多くあります。

月額に記事の制作が含まれている場合、解約すると記事を消される契約になっていることがあります。

払ったぶんが残るかどうかは、始める前にしか決められません。

記事を自社のサイトに載せてもらうのか、業者のサーバーに載るのかでも変わります。

自社のドメインの中に載せてもらってください。

業者のドメインに載った記事は、解約したときに1本も残りません。

同じお金を払うなら、自分の資産になる載せ方を選びます。

誰が書いたSEO記事かを出すと何が変わるか

他社の記事9件のうち、書いた人や監修した人を出していたのは1件でした。

外壁塗装は、失敗すると数十万円が無駄になる工事です。

読む人は、誰が書いたのかを気にします。

出す材料は、身近なもので足ります。

  • 書いた人の名前と立場
    → 代表か、現場の職人か。それだけで読み方が変わります
  • 職歴と年数
    → この仕事を何年やっているか
  • 資格
    → 塗装技能士などを持っていれば書きます。持っていなければ書きません
  • 顔写真
    → 無理に載せる必要はありませんが、あると伝わります

持っていない資格を書かないでください。

建設業許可は国土交通省のシステムで誰でも照会できますし、資格も聞けば分かります。

会社概要に書く順番

信用の材料は、確かめられる順に並べると効きます。

  • 建設業許可の番号
    → 国土交通省のシステムで誰でも照会できます。いちばん強い材料です
  • 創業年と法人化した年
    → 登記で確かめられます
  • 加入している保険
    → 証書があるものだけ書きます
  • 資格
    → 持っている人の名前と一緒に書くと、実在が伝わります

逆に、確かめようがないものを先頭に書かないでください。

「地域No.1」「満足度98%」は、根拠が無ければ書かないほうが安全です。

数字を出すなら、いつ・何件を調べたのかを一緒に書きます。

外壁塗装のSEO対策は何か月で動くか

最後に、期間の話です。

1か月では動きません。

外壁塗装は、気になってから見積もりを取るまでに数か月かかる工事です。

検索する人の動きが遅いので、数字も遅れて出ます。

時期見るもの見ないもの
1か月目直した項目が全部終わっているか順位
3か月目1ページ目に入っている語の数アクセス数の増減
6か月目問い合わせの件数と、その住所表示回数
12か月目見積もりに進んだ件数ツールの点数

途中でサイトを作り直すと、それまでの数字と比べられなくなります。

6か月は、同じサイトで測ってください。

そして、3か月目に1ページ目の語が1つも増えていないなら、狙う言葉を見直します。

同じことを続けても、同じ結果になります。

途中でやめる判断

6か月は続けてくださいと書きましたが、例外があります。

  • 3か月目に1ページ目の語が0のまま
    → 狙う言葉が大きすぎます。地域を下ろして測り直します
  • 問い合わせが来ても全部エリア外
    → 書いている地域が商圏とずれています
  • 何をしたのか説明されない
    → 作業の内容が分からないなら、金額の話をする前にやめてよいです

やめる基準を先に決めておくと、だらだら払い続けずに済みます。

そして、やめたあとに何が残るかも先に確かめておきます。

記事、アカウント、測ってきた数字。

この3つが残る形なら、途中でやめても損になりません。

外壁塗装のSEO対策についてよくある質問

Q
SEO業者に頼むべきですか?
A

土台の7項目が終わっていないなら、まだ早いです。測って直すところまでは自分でもできます。

頼むときは、何を成果と呼ぶのかと、アカウントが自社名義になるかの2つを先に決めてください。

Q
記事は毎日書いたほうがよいですか?
A

毎日でなくて大丈夫です。塗装で読まれるのは施工事例です。

工事が終わるたびに1本、写真と地域名を入れて出すほうが効きます。

Q
サイトマップが無いのは本当に大丈夫ですか?
A

Googleは500ページ以下なら必要ない可能性があると書いています。塗装会社のサイトはたいてい数十ページです。

ただしWordPressなら自動で作られていることが多いので、無理に消す必要もありません。

Q
構造化データは順位に効きますか?
A

入れれば上がる、というものではありません。Googleも必ずしも必要ではないと書いています。

効くのは、営業時間や所在地の情報を正確に渡せることと、AIの検索結果に出やすくなることです。

Q
順位を保証するSEO会社をどう見ればよいですか?
A

Googleが「一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と公式に書いています。

保証すると言われた時点で、その約束は果たせないものだと考えてください。

Q
アクセス数は増えたのに問い合わせが来ません。
A

来ている人が商圏の外からかもしれません。検索語に地域名が入っているかを分けて数えてください。

もう一つは、トップページから問い合わせられない場合です。こちらは塗装会社のホームページ集客で書いています。

Q
構造化データは自分で書けますか?
A

WordPressならプラグインの設定だけで入ります。自分でコードを書く必要はありません。

難しいのは中身ではなく、会社名や営業時間をGoogleマップとそろえることです。先に突き合わせてください。

Q
何か月で問い合わせが増えますか?
A

外壁塗装は気になってから見積もりまでが長い工事なので、問い合わせの数字は6か月目から見てください。

3か月目に見るのは問い合わせではなく、1ページ目に入っている語の数です。ここが動いていなければ狙う言葉を変えます。

Q
被リンクは買ってもよいですか?
A

Googleはリンクの売買をリンクスパムの例として挙げています。買わないでください。

「うちのメディアからリンクを送ります」という提案も、これに当たる場合があります。

まとめ|外壁塗装のSEO対策は測る順番で決まる

  • 先に土台を数える
    → 7項目がそろっていたのは112社中33社(29.5%)でした
  • いちばん欠けているのは店舗の情報
    → ローカルビジネスの構造化データが無いサイトが61.6%
  • 測れない状態で始めない
    → アクセス解析のタグが無い30.4%は、直した結果を確かめられません
  • サイトマップは無くても困らないことがある
    → Googleは500ページ以下なら必要ない可能性があると書いています
  • Googleに拒否されている会社は0社
    → 全体をブロックして見えた9社は、どれもGooglebotを止めていませんでした
  • 順位保証は果たせない
    → Googleが「誰にも保証できません」と公式に書いています
  • 商圏の外の検索は数えない
    → アクセス数が2倍でも、施工できない地域なら売上は変わりません

サイトの問い合わせの入口や建設業許可の表示は、塗装会社のホームページ集客にまとめています。

検索以外の集め方も含めて考えるなら、外壁塗装の集客にすべて並べてあるのでぜひご覧ください。

外壁塗装のSEO対策にお金を払う前に、いまの土台がどこまでできているかを数えましょう。

測ってから決めます

御社のホームページの土台を数えて、30日でやることを順番にしてお渡しします。料金は11,000円(税込・単発)です。

やらなくてよいことも、測ったうえで「やらなくてよい」とお伝えします。

順位が上がらない理由がどこにあるのかだけ知りたい、という相談でも大丈夫です。

出典・参考文献

  1. 当社実測(千葉県内の塗装会社112社の公式サイトを取得・2026年9月1日) ↩︎
  2. Google 検索セントラル「ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ」(2026年9月1日確認) ↩︎
  3. Google 検索セントラル「サイトマップの概要」(2026年9月1日確認) ↩︎
  4. 当社実測(Yahoo!検索の上位10件を分類・2026年9月1日) ↩︎
  5. Google Search Console(shumanllc.com の記事「外壁塗装の集客」)(2026年9月1日取得) ↩︎
  6. Google 検索セントラル「SEO 業者が必要かどうか」(2026年9月1日確認) ↩︎
  7. Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー」(2026年9月1日確認) ↩︎