塗装会社のホームページ集客 千葉112社を測って分かった直す順番

塗装のホームページ集客は直す順番から決めるのアイキャッチ。千葉112社を測って分かった、直す順番です。右側の濃い緑の面に「できていない89.3%」と大きく書かれ、その下に作り直しが必要なのは18.9%だけと補足されている

【運営元より】
本記事は、千葉県佐倉市でホームページ制作・Web集客支援を手がけるSHUMAN合同会社が制作・運営しています。
ホームページを作りましょう、という記事ではありません。千葉県内の塗装会社112社のサイトを実際に測った数字をもとに、いまあるサイトのどこから直すかを書いています。

嶋津文仁

Webマーケティングの実務は10年以上です。お金・健康・仕事という、Googleが最も厳しく品質を見る分野(YMYL)を担当し、検索上位を出してきました。SEO記事制作は500本以上。いまは千葉県の地域ポータル「チバっす」を自社で運営しながら、県内の店舗と中小企業を支援しています。

塗装のホームページ集客がうまくいかないとき、多くの会社が作り直しを考えます。

ただ、千葉県内の塗装会社154社を調べたところ、すでに8割(81.8%)が独自ドメインのサイトを持っていました1

そこで、そのうち112社のトップページを1枚ずつ測りました2

結果は、半分以上のサイトがどこか欠けている、というものでした。欠けていたのは見た目ではなく、問い合わせる方法と、信用を示す材料です。

この記事では、その数字をもとにどこから直すかを順番にします。

先に断っておくと、当社はホームページを作る会社です。

それでも、この記事は作り直しを勧める内容にはなっていません。

測った結果、作り直しが要るのは8.9%だけだったためです。

  1. 結論|塗装のホームページ集客は直す順番から決める
  2. 塗装会社は8割がもうホームページを持っている
    1. 作り直しを勧められやすい理由
  3. 千葉の塗装会社112社を機械で測ったら半分以上がどこか欠けていた
    1. 土台6項目とは何か
  4. ホームページ集客が止まる一番の原因はトップに問い合わせ方法が無いこと
    1. 直し方は3つあります
    2. 問い合わせ欄は項目を増やさない
    3. 送ったあとに何が起きるかを書く
    4. 問い合わせ欄を設ける手段は3つ
  5. 塗装会社のサイトの35.7%は電話がタップできない
    1. 電話番号は1つに統一する
    2. 受けられない時間を書いておく
  6. 塗装のホームページ集客で直す順番
    1. この順番にした理由
    2. 半日でやることの中身
  7. 塗装のホームページ集客で建設業許可を出すと何が変わるか
    1. 書き方は3行で足ります
    2. 自分の許可番号を確かめる方法
    3. 書く場所は2か所でよい
    4. 許可を持っていない場合は書かない
  8. 塗装の施工事例は載せ方でなく撮り方で決まる
    1. 塗装のビフォーアフターで守ることは4つです
    2. 1件あたり何枚撮るか
    3. お客さんへの断り方
  9. そのホームページは誰のものになっていますか
    1. 確かめるのは4つです
    2. 名義が自社でなかったときにどうするか
    3. サーバーの契約は請求書で分かる
  10. ホームページ制作会社と契約する前に聞く質問
    1. 答えの読み方
  11. ホームページ集客の効果はどう測るか
    1. 見る数字は3つで足ります
    2. 順位を見る道具は無料で足ります
    3. 問い合わせの数え方
    4. いつまで見れば判断できるか
  12. 塗装のホームページ集客についてよくある質問
  13. まとめ|塗装のホームページ集客は測ってから直す
  14. 出典・参考文献

結論|塗装のホームページ集客は直す順番から決める

塗装のホームページ集客で作り直す前に直す順番を決める流れの図。測る、順番をつける、上から3つ直す、6か月測るの4段階が横に並び、作り直しが必要だったのは8.9%だけで9割はいまのサイトのまま直せる、と結論が書かれている。

先に結論を書きます。

塗装のホームページ集客で最初にやることは、新しく作ることではありません。いまのサイトで何が欠けているかを数えることです。

112社を測って分かったのは、欠けている場所がほとんど同じだった、ということでした。

  • 問い合わせる方法がトップに無い
    → トップページから直接問い合わせられないサイトが71.4%
  • 電話がタップできない
    → スマートフォンで番号を押しても発信できないサイトが35.7%
  • 建設業許可を出していない
    → 許可を持っているのにサイトに書いていないサイトが89.3%
  • ドメインが切れている
    → 対象119社のうち5社(4.2%)はサイトそのものが開けない状態でした

どれも、作り直さなくても直せます。

この記事の後半では、実際に測った欠け率と直す手間を並べて直す順番を表にしています。

先に順番だけ見たい場合は、そこまで飛ばしてください。

外壁塗装の集客を、チラシやポータルサイトも含めて全体から見たい場合は、外壁塗装の集客のほうにまとめています。

塗装のホームページ集客でどこから直すかは、いまのサイトで何が欠けているかを数えないと決められません。

先に御社の欠けを数えます

この記事で挙げた項目に、Googleマップと構造化データを足した24項目で、当社が御社のホームページを測ります。料金は11,000円(税込・単発)です。

作り直しが要るかどうかも、測ってから判断します。

この先を読む前に、直す順番だけ先に知りたい方へ。

塗装会社は8割がもうホームページを持っている

まず、前提を数字で示します。

千葉県内の塗装会社154社のうち、独自ドメインの公式サイトを持っていたのは126社でした。割合にして81.8%です。

この数字は、他の業種と比べると特徴がはっきりします。

業種独自ドメインの公式サイトを持つ割合
塗装・屋根・リフォーム(千葉県内154社)81.8%
カフェ(千葉県佐倉市)35%
そば店(千葉県佐倉市)0%

飲食店では、そもそもサイトが無いところから始まります。

塗装は逆です。すでに持っています。

つまり、この業種で効くのは「作る」ではなく「直す」です。

そして、作り直しを勧める記事は世の中にたくさんあります。

塗装のホームページ集客で検索結果の上に出てくる記事10件を全部読みましたが、10件とも、ホームページを作る会社か運用する会社が書いたものでした

作る側が書くと、結論は「作りましょう」になります。

この記事は、いま持っているサイトを測るところから始めます。

作り直しを勧められやすい理由

塗装会社に届く提案は、作り直しの話が多くなります。

理由は3つあります。

  • 直す仕事は金額にしにくい
    → 文字を書き換える作業は、見積もりに載せづらい仕事です
  • 古いサイトは見た目で分かる
    → 中身を測らなくても「古いですね」と言えます
  • 作り直しは1回で終わる
    → 直す仕事と違って、提案する側の手間が読めます

作り直すこと自体は悪くありません。

問題は、作り直しても直らないものがあることです。

  • 問い合わせ方法
    → 新しくしても、トップに設けなければ同じです
  • 建設業許可
    → デザインを変えても、書かなければ出てきません
  • 施工事例
    → 入れ物を作り替えても、写真が足りなければ埋まりません
  • ドメインの名義
    → 作り直したときに、むしろ制作会社の名義に移ることがあります

作り直すかどうかを決めるのは、測ったあとで足ります。

千葉の塗装会社112社を機械で測ったら半分以上がどこか欠けていた

千葉県内の塗装会社112社のトップページを機械で取得して13項目を数えた結果の表。建設業許可を書いていない89.3%、トップから問い合わせられない71.4%など。最下行のドメイン失効4.2%だけ分母が119社であることを明記した図

112社のトップページを取得して、13項目を数えました。

結果です。

測った項目欠けていた割合
建設業許可を表示していない89.3%
トップページから直接問い合わせられない71.4%
タイトルが32字を超えて検索結果で切れる37.5%
電話がタップできない35.7%
トップに施工事例が出ていない30.4%
SNSに貼ったときの画像設定が無い27.7%
見出しタグが無い17.0%
検索結果に出る説明文が無い16.1%
通信が暗号化されていない11.6%
スマートフォン向けの設定が無い8.9%
証明書が有効でない7.1%
ドメインが失効している4.2%(5社/対象119社が分母)

土台にあたる6項目をすべて満たしていたのは、112社中38社(33.9%)でした。

残りの半分以上は、どこかが欠けています。

検索エンジンに正しく読めているかという土台は、外壁塗装のSEO対策で別に測っています。

同じ112社で、構造化データやアクセス解析のタグまで数えました。

ひとつだけ、良かった項目もあります。

画像に説明文が入っていない割合は、5,789枚のうち314枚で5.4%でした。

画像まわりは健全です。ここを直しても順位は動きません。

土台6項目とは何か

ホームページの土台にあたる6項目と、欠けたときに起きることを並べた図。通信の暗号化、証明書が有効、スマホ向けの設定、見出しタグ、説明文、タイトル32字以内の6つで、6つそろっていたのは112社中38社だけと書かれている。

上の表のうち、6つを土台と呼んでいます。

この6つは、欠けていると他の努力が全部むだになるものです。

土台の項目欠けていると何が起きるか
通信の暗号化ブラウザに警告が出て、読む前に戻られます
証明書が有効同じく警告が出ます。期限切れは自分では気づけません
スマートフォン向けの設定文字が小さいまま表示され、拡大しないと読めません
見出しタグ何のページなのかが検索エンジンに伝わりません
検索結果に出る説明文検索結果に本文の一部が抜き出され、意図しない文が出ます
タイトルが32字以内検索結果で後半が切れ、地域名や工事名が消えます

この6つがそろっていたのが38社(33.9%)でした。

言い換えると、38社より下は、順位を上げる作業をしても土台で漏れています。

なお、証明書が有効でない7.1%は、放っておくと必ず起きます。

多くのサーバーには自動更新の設定があります。

一度だけ設定を確かめておけば、以後は気にしなくて済みます。

数え方について先に書いておきます。

対象は千葉県内の塗装会社119社です。重複と、無料のホームページサービス・ポータルサイトを除いた数です。このうちサイトが開けた112社を、割合の分母にしています

ドメインが失効している会社は112社に入らないので、そこだけ119社を分母にして、そのつど分母を書いています。

また、「トップページに問い合わせ欄が無い」は「問い合わせできない」という意味ではありません。別のページに問い合わせページがある会社は多くあります。測ったのはあくまで「トップページから直接問い合わせられるか」です。

ホームページ集客が止まる一番の原因はトップに問い合わせ方法が無いこと

112社を測っていちばん割合が高かったのは建設業許可の未表示(89.3%)でした。

ただ、売上に直接効くのはこちらです。

トップページから直接問い合わせられないサイトが71.4%(112社中80社)ありました。

さらに、電話もタップできず、トップに問い合わせ欄も無いサイトが27.0%(30社)ありました。

この30社は、スマートフォンでトップページを開いた人が、その場では何もできない状態です。

塗装は、思い立って調べる工事ではありません。

外壁が汚れてきた、近所が足場を組んでいた、訪問販売が来た。

そういうきっかけで調べ始めた人は、その日のうちに複数社を見ます。

トップページで手が止まると、次の会社に移ります。

直し方は3つあります

  • トップに問い合わせ欄そのものを設ける
    → 名前・電話番号・用件の3つで足ります。項目を増やすほど埋まりません
  • 電話番号をタップできるようにする
    → 画像で載せている番号は押せません。文字にしてリンクにします
  • 上部に問い合わせボタンを固定する
    → スクロールしても消えない形にすると、どこで読み終わっても押せます

どれも作り直しではありません。

いまのサイトのままで直せます。

問い合わせ欄は項目を増やさない

塗装会社のホームページに設ける問い合わせ欄は名前・連絡先・用件の3つで足りることを示した図。築年数や坪数や予算は先に聞かず返信のときに聞けばよいこと、トップから直接問い合わせられないサイトが71.4%あることが書かれている。

問い合わせ欄を設けるときに、項目を増やしたくなります。

築年数、坪数、希望の時期、予算、いまの状態。

ただ、項目が増えるほど埋まりません。

塗装を調べ始めた人は、まだ自分の家の坪数を知りません。

必要なのは3つです。

  • 名前
    → 呼び方が分かれば足ります
  • 連絡先
    → 電話番号かメールアドレスのどちらか一方で足ります
  • 用件
    → 自由に書ける欄を1つ。選択肢を並べるより早く済みます

住所は、返信のときに聞けば間に合います。

先に聞くほど、送る前にやめる人が増えます。

送ったあとに何が起きるかを書く

送信ボタンの近くに、次に何が起きるかを1行だけ書いておきます。

「2営業日以内にお電話またはメールでご返信します」で足ります。

返事がいつ来るか分からない状態は、送る手を止めます。

あわせて、送信後の画面にも同じことを書いておきます。

送ったのに何も表示されないと、届いたかどうか分かりません。

問い合わせ欄を設ける手段は3つ

自分で設けるのか、頼むのかで手間が変わります。

手段費用の目安向いている場合
サイトの仕組みに付いている機能を使う0円WordPressなど、追加の道具を入れられる場合
無料のフォームサービスを埋め込む0円サイトの中身を触れないが、1か所だけ足したい場合
制作会社に頼む1万円前後触ると壊れそうで、自分では手を出したくない場合

どれを選んでも、届いたメールが迷惑メールに入らないかだけは確かめます。

設けたその日に、自分で一度送ってみます。

届かない設定のまま何か月も放置されていた、という話は珍しくありません。

塗装会社のサイトの35.7%は電話がタップできない

電話について、もう少し具体的に書きます。

112社のうち40社は、スマートフォンで電話番号を押しても発信できませんでした。

塗装会社のホームページで電話がタップできない34.2%の原因を2つに分けた図。番号を画像で載せている場合と、文字だが発信リンクになっていない場合。直すのは番号を文字にして発信リンクにするだけで、作業は数分で終わると書かれている。

原因はだいたい2つです。

  • 番号を画像で載せている
    → きれいに見せるために画像にしていると、文字として扱われないので押せません
  • 文字だが発信リンクになっていない
    → 見た目は同じでも、押したときに何も起きません

塗装の問い合わせは、電話が多く残っている分野です。

築年数のある家に住んでいる方が相手なので、フォームより電話を選ぶ人がいます。

その人が、番号を見ているのにかけられない状態になっています。

直すのに必要なのは、番号を文字で書いて発信リンクにすることだけです。

作業としては数分で終わります。それで35.7%の中から抜けられます。

電話番号は1つに統一する

測っていて、もう一つ気づいたことがあります。

サイトの番号とGoogleマップの番号が違う会社があります。

代表番号と携帯番号を使い分けているうちに、片方だけ古くなった形です。

番号が2つあると、どちらにかければよいか迷います。

そして、どちらが今の番号なのか、外からは分かりません。

サイト・Googleマップ・名刺・チラシで、同じ番号にそろえておきます。

受けられない時間を書いておく

塗装会社は、日中は現場にいます。

電話に出られないことは、相手も分かっています。

問題は、出られないことではなく、いつなら出られるか書いていないことです。

「日中は現場のため、折り返しになります」と書いてあるだけで、かけ直してもらえます。

留守番電話のメッセージも、同じ内容にそろえておきます。

塗装のホームページ集客で直す順番

塗装のホームページ集客で直す順番の表。1番が電話をタップできるようにする数分、2番がトップに問い合わせ欄を設ける半日、3番が建設業許可を書く数分と続き、上から3つで合計しても半日、順位を上げる作業は4番目から足りると書かれている。

ここが、この記事でいちばん書きたかったところです。

欠けている項目を全部直そうとすると、手が止まります。

そこで、3つを並べて順番をつけます。

  • 欠けている割合
    → 112社を測った結果。多いほど、直すと同業他社との差になります
  • 直す手間
    → 自分でできるか、制作会社に頼むか、作り直しが要るか
  • 効き方
    → 問い合わせが増えるのか、順位が動くのか、信用が上がるのか
順番直すこと欠けている割合手間効き方
1電話をタップできるようにする35.7%数分問い合わせ
2トップに問い合わせ欄を設ける71.4%半日問い合わせ
3建設業許可を書く89.3%数分信用
4タイトルを32字以内に直す37.5%1時間検索
5検索結果に出る説明文を入れる16.1%1時間検索
6トップに施工事例を出す30.4%1日信用
7通信を暗号化する11.6%半日検索と信用
8スマートフォン向けの設定を入れる8.9%作り直し全部

上から3つは、合計しても半日で終わります。

それでいて、効くのは問い合わせと信用です。

順位を上げる作業は4番目からで足ります。

理由は単純で、順位が上がっても、問い合わせる方法が無ければ売上にならないためです。

最後の8番だけは作り直しが必要になります。

ただし該当は8.9%です。

9割のサイトは、作り直さずに直せます。

この順番にした理由

並べ方の根拠を書いておきます。

  • 1番と2番が先
    → 欠けている割合が高く、直すと問い合わせが直接増えます
  • 3番が3番目
    → 作業は数分で終わるうえ、89.3%が書いていないので差になります
  • 4番と5番
    → 検索結果での見え方が変わります。ただし問い合わせ方法より後で足ります
  • 6番
    → 写真をそろえる時間が要るので、先に着手して並行で進めます
  • 7番
    → 警告が出ている場合は最優先に繰り上げます。出ていなければこの位置です
  • 8番
    → 該当は8.9%だけです。ここに当たったときだけ作り直しを考えます

7番だけは、順番が動きます。

ブラウザに「保護されていない通信」と出ているなら、読む前に戻られています。

その場合は、1番より先に直します。

全部やる必要はありません。

上から3つを半日で終わらせて、あとは工事の合間に進めれば足ります。

半日でやることの中身

上から3つを、作業の順に並べます。

  1. 電話番号を文字にする
    → 画像で載せている場合は、文字に置き換えて発信リンクにします
  2. トップに問い合わせ欄を設ける
    → 名前・連絡先・用件の3つだけにします
  3. 会社概要に許可番号を書く
    → 許可番号・業種・取得年の3行です
  4. フッターに許可番号を1行足す
    → 全ページの下に出るようにします
  5. 自分のスマートフォンで確かめる
    → 電話が発信できるか、フォームが届くかを実際に試します

最後の確認だけは、必ず自分の端末でやります。

パソコンの画面では、電話がタップできるかどうか分かりません。

塗装のホームページ集客で直す順番は、自分のサイトを数えないと決まりません。

千葉県の塗装会社の方へ

検索順位・Googleマップ・サイトの中身・同業他社との差を当社が点検します。料金は11,000円(税込・単発)です。

この記事の13項目に、Googleマップと構造化データを足した24項目で御社のホームページを測り、次の30日間でできることを順番をつけてお渡しします。

24項目の中身と、お渡しするものの現物はWeb現状診断のページで見られます。

いまのサイトのどこが欠けているかを見てほしい、という相談だけでも大丈夫です。

塗装のホームページ集客で建設業許可を出すと何が変わるか

112社を測って、いちばん欠けていた項目です。

112社のうち100社(89.3%)が、サイトに建設業許可を書いていませんでした。

書いていたのは12社(10.7%)だけです。

建設業許可の表示を測った図。112社のうち100社(89.3%)が書いておらず、書いているのは12社(10.7%)だけ。標識の掲示義務は店舗と工事現場でホームページは対象に入っていないこと、許可番号は国土交通省のシステムで誰でも照会できることが書かれている

先に、法律の話を正確に書きます。

ホームページに建設業許可を出す義務はありません。

建設業法で標識の掲示が義務づけられているのは店舗と工事現場で、ホームページは対象に入っていません3

つまり、出していない89.3%は法律に触れていません。ここで書きたいのは「義務を果たすために出す」ではなく「9割が出していないから差がつく」ということです。

塗装を頼む人が不安に思っているのは、工事の質だけではありません。

訪問販売や、途中でいなくなる業者の話を聞いているためです。

許可番号は、誰でも国土交通省のシステムで照会できます4

番号を書いておくと、調べる人はそこで確かめられます。

書き方は3行で足ります

  • 許可番号
    → 千葉県知事許可(般-◯)第◯◯◯◯◯号 のように、そのまま書きます
  • 許可を受けた業種
    → 塗装工事業・防水工事業など。工事の範囲が伝わります
  • 載せる場所
    → 会社概要のページと、トップページのフッターの2か所

画像にしないでください。

許可票を写真で貼ると、文字として読み取られない場合があります。数字は文字で書きます。

自分の許可番号を確かめる方法

許可証が見つからない場合でも、番号は調べられます。

  • 国土交通省のシステムを開く
    → 建設業者・宅建業者等企業情報検索システムです
  • 許可番号ではなく所在地から探す
    → 都道府県を選んで、会社名で検索します
  • 出てきた行を確認する
    → 許可行政庁・許可番号・代表者名・所在地が並びます

ここで一つ、注意があります。

登録されている名前が、ふだん使っている屋号と違うことがあります。

法人名で登録していて、看板は屋号という会社は珍しくありません。

会社名で見つからないときは、代表者名や所在地から探すと出てきます。

書く場所は2か所でよい

許可番号をあちこちに書く必要はありません。

  • 会社概要のページ
    → 許可番号・許可を受けた業種・取得年をまとめて書きます
  • トップページのフッター
    → 1行だけ。全ページの下に出るので、どこから読み始めても目に入ります

書くのは番号だけで足ります。

「安心してください」と書き添えるより、番号がひとつあるほうが確かめられます。

許可を持っていない場合は書かない

建設業許可は、すべての工事に要るものではありません。

持っていない会社が、無理に書く必要はありません。

その場合は、別の材料で信用を示します。

  • 創業年
    → 何年やっているかは、それ自体が材料になります
  • 職人の資格
    → 塗装技能士などを持っていれば書きます
  • 加入している保険
    → 工事中の事故に備えている旨を1行で書きます
  • 施工件数
    → 年間の棟数や累計の件数。数えられる範囲で足ります

書けないものを書かないことが、いちばんの信用になります。

持っていない許可を書くと、照会されたときに分かります。

塗装の施工事例は載せ方でなく撮り方で決まる

塗装の施工写真を撮るときに守る4つを並べた図。同じ位置、同じ天気と時間、全体と近くの両方、工事中も撮る。1件あたり20枚撮って載せるのは6枚から8枚、足場を外すともう撮り直せないと書かれている。

他社の記事10件を読んで、いちばん驚いたのがここでした。

施工写真の撮り方に触れていた記事は、10件のうち0件でした。

塗装は、仕上がりが商品です。

その商品を見せる唯一の手段が写真なのに、撮り方の話が誰も書いていません。

112社を測ったところ、トップに施工事例が出ていないサイトが30.4%ありました。

ただ、出しているサイトでも、比較になっていない写真が多くありました。

塗装のビフォーアフターで守ることは4つです

  • 同じ位置から撮る
    → 立つ場所が違うと、色が変わったのか角度が変わったのか分かりません
  • 同じ天気と時間帯で撮る
    → 曇りと晴れでは、塗っていなくても色が変わって見えます
  • 全体と近くを両方撮る
    → 全体で家のかたち、近くで塗った面の質感。片方だけだと判断できません
  • 工事中も撮る
    → 足場・下地の補修・養生。仕上がりだけだと、何をしたのか伝わりません

撮ったあとに書くことも決めておきます。

  • 築年数
    → 同じくらいの家の人が自分と重ねられます
  • 工事の内容
    → 外壁だけか、屋根も含むか。使った塗料の種類
  • 工期
    → 何日かかったか。生活への影響が想像できます
  • 費用の幅
    → 出せる範囲で。1円も書かないと比較から外れます

写真は、撮り直しができません。

足場を外したあとに「家全体の写真が無い」と気づいても、もう撮れません。

現場ごとに、撮る位置と枚数を決めておくほうが早く済みます。

1件あたり何枚撮るか

枚数を決めておくと、現場で迷いません。

撮る場面枚数の目安何のために撮るか
着工前の全体3枚正面と側面2つ。仕上がりと並べます
着工前の近く3枚傷んでいる場所。何を直したかの証拠になります
足場と養生2枚近所への配慮が伝わります
下地の補修3枚見えなくなる工程です。撮らないと残りません
塗装中3枚職人が塗っている場面。人がいる写真は読まれます
完成の全体3枚着工前と同じ位置から。ここがそろわないと比較になりません
完成の近く3枚着工前の近くと同じ場所から

合計20枚です。

多く見えますが、掲載するのは6枚から8枚で足ります。

撮っておいて選ぶほうが、あとから撮り直すより早く済みます。

お客さんへの断り方

写真を載せるには、住んでいる方の了解が要ります。

着工の前に、一度だけ聞いておきます。

「工事の様子を写真に撮って、施工事例として載せてもよいでしょうか」で足ります。

断られることもあります。

その場合は、家が特定できない撮り方に切り替えます。

  • 表札と番地を入れない
    → 正面から撮るときは、玄関まわりを外します
  • 車のナンバーを入れない
    → 駐車場が写る角度は避けます
  • 近所の家を入れない
    → 自分の家でなくても、写れば分かります

市名までは書いても、住所は書きません。

そのホームページは誰のものになっていますか

ここも、他社の記事10件が1件も書いていなかった話です。

論点他社の記事10件のうち書いていた件数
サーバーの契約0件
ドメインの契約0件
名義と所有権0件
解約と縛り0件
施工写真の撮り方0件
建設業許可の表示1件
電話のタップ発信1件
ホームページの名義を確かめる4項目の図。ドメインの名義、サーバーの契約者、写真のデータ、原稿を他へ移せるか。112社のうち5社はドメインが失効してサイトが開けず、会社は営業しているのにサイトだけが消えていたと書かれている。

10件とも、ホームページを作る会社か運用する会社が書いた記事でした。

自分が預かっているものの名義について、作った会社が自分から書くことは、あまりありません。

測った結果でも、この話は他人事ではありませんでした。

対象119社のうち5社(4.2%)は、ドメインが失効してサイトが開けなくなっていました。

会社は営業しています。

サイトだけが消えています。

更新を誰が管理しているのか分からないまま、期限が過ぎたと考えられます。

確かめるのは4つです

  • ドメインの名義
    → 自社になっているか。制作会社の名義だと、辞めるときに持ち出せません
  • サーバーの契約者
    → 自社で契約しているか。ログイン情報を持っているか
  • 写真と原稿
    → 撮影した写真を自社でも持っているか。データをもらっているか
  • サイトの中身
    → 解約したあと、いまのページをそのまま別の場所へ移せるか

ドメインの名義は、いま自分で確かめられます。

「whois」と検索して出てくる検索サービスに自社のドメインを入れると、有効期限が表示されます。.jp なら登録者も出ますが、.com などは伏せられていることが多いので、その場合は契約先に聞いてください。

有効期限が1年以内なら、更新を誰が払っているかを契約している会社に確認しておくと安心です。

名義が自社でなかったときにどうするか

いますぐ移す必要はありません。

いま取引がうまくいっているなら、確かめておくだけで足ります。

大事なのは、辞めるときに何が起きるかを先に知っておくことです。

聞くのは2つです。

  • 移せるかどうか
    → 自社名義に変更できるか。手数料がかかるか
  • 辞めたあとどうなるか
    → ドメインは使い続けられるか。中身のデータをもらえるか

答えが「移せない」だった場合、それはいまのうちに知っておくべき情報です。

そのまま取引を続けるとしても、次に作り直すときの判断が変わります。

ドメインが失効した5社は、おそらく誰も期限を見ていませんでした。

期限の通知メールが、辞めた担当者のアドレスに届いていることもあります。

通知の宛先が誰になっているかも、あわせて確かめておきます。

サーバーの契約は請求書で分かる

ドメインと違って、サーバーは外から調べられません。

確かめる方法は、請求の流れをたどることです。

  1. 自社に請求が来ている
    → サーバー会社から直接請求が来ていれば、契約者は自社です
  2. 制作会社にまとめて払っている
    → 保守費に含まれている場合、契約者は制作会社かもしれません
  3. 何も払っていない
    → 制作費に何年ぶんか含まれている場合があります。期限を確認します

3つ目がいちばん危ない状態です。

払っていないことに気づかないまま、期限が来ます。

ドメインが失効していた5社も、同じ形だった可能性があります。

ホームページ制作会社と契約する前に聞く質問

上の4つを、そのまま質問の形にします。

契約したあとでは聞きにくくなるので、先に聞きます。

  • ドメインの名義はどちらになりますか
    → 自社名義にできるか。できない場合は理由を聞きます
  • サーバーは誰が契約しますか
    → 自社で契約する形にできるか
  • 解約するとサイトはどうなりますか
    → データをもらえるか。そのまま移せるか
  • 最低契約期間はありますか
    → 何か月か。そのあとはいつ解約できるか
  • 撮った写真の権利はどちらにありますか
    → 他の場所でも使えるか
  • 更新は誰がしますか
    → 自分で直せるのか。頼むと1回いくらか

答えにくそうな質問が混ざっていても、意地悪ではありません。

先に決めておくと、あとで揉めません。

料金の安さだけで選ぶと、この6つが後回しになります。

そして、辞めるときにはじめて分かります。

答えの読み方

答えそのものより、答え方を見ます。

  • すぐ答えられる
    → 管理を整理している会社です。ここは安心して任せられます
  • 確認して折り返す
    → 普通の対応です。折り返してくれば問題ありません
  • 質問の意図を聞き返す
    → 悪くありません。理由を説明すれば話が早くなります
  • 答えをはぐらかす
    → ここだけは注意します。契約後はもっと聞きにくくなります

金額の比較は、この6つを聞いたあとで足ります。

同じ30万円でも、ドメインが自社名義かどうかで中身が変わります。

ホームページ集客の効果はどう測るか

最後に、測り方を書きます。

ここは、当社の数字をそのまま出します。

当社が公開している外壁塗装の集客の記事は、90日間で96語・表示4,271回でした5

数字だけ見ると、届いているように見えます。

ただ、クリックは6回でした。割合にして0.14%です。

理由ははっきりしていました。

96語のうち、検索結果の1ページ目に入っていたのは4語・表示9回だけでした。

残りは2ページ目より後ろに出ていた表示です。

つまり、表示回数が多い=集客できている、ではありません。

見る数字は3つで足ります

ホームページ集客の効果を測る数字3つの図。1ページ目に入っている語の数、問い合わせの件数、見積もりに進んだ件数。当社の記事は90日で4,271回表示されクリックは6回で、1ページ目に入っていたのは96語のうち4語だけだったと書かれている。
  • 1ページ目に入っている語の数
    → 表示回数ではなく、10位以内に入っている語を数えます
  • 問い合わせの件数
    → 電話とフォームを分けて数えます。どちらから来ているかで直す場所が変わります
  • 問い合わせから見積もりに進んだ件数
    → ここが増えないなら、集めている客層が合っていません

順位を毎日見る必要はありません。

塗装は、検索してから頼むまでに時間がかかる工事です。

月に1回、上の3つだけ並べれば足ります。

順位を見る道具は無料で足ります

有料の道具は要りません。

Google Search Console を入れておけば、1ページ目に入っている語の数は無料で分かります。

入れるのに必要なのは、サイトの持ち主であることの確認だけです。

制作会社に頼んでいる場合は、「Search Console を入れて、私にも見せてください」と頼みます。

これも名義の話です。自社のアカウントで見られる形にしておきます。

問い合わせの数え方

電話とフォームは、分けて数えます。

  • 電話
    → 「ホームページを見て」と言われた件数を、その場でメモします
  • フォーム
    → 届いたメールを月ごとに数えます
  • 見積もりに進んだ数
    → 問い合わせのうち、現地調査まで行った件数です

紙のメモで足ります。

大事なのは正確さではなく、先月と比べられることです。

いつまで見れば判断できるか

塗装は、検索してから頼むまでが長い工事です。

外壁が気になってから見積もりを取るまで、数か月かかる人がいます。

そのため、1か月で判断しないでください。

  • 1か月目
    → 数字は動きません。直した作業が全部終わっているかだけ確認します
  • 3か月目
    → 1ページ目に入っている語の数を見ます。ここが動いていれば方向は合っています
  • 6か月目
    → 問い合わせの件数を見ます。ここではじめて、直した効果が金額になります

途中で作り直したくなっても、6か月は同じサイトで測ります。

作り直すと、それまでの数字と比べられなくなります。

塗装のホームページ集客についてよくある質問

Q
ホームページを作り直したほうがよいですか?
A

先に測ってください。実際に測ったところ、作り直しが必要なのはスマートフォン向けの設定が無い8.9%だけでした。

残りの9割は、いまのサイトのまま直せます。

Q
ブログは毎日書いたほうがよいですか?
A

毎日でなくて大丈夫です。塗装で読まれるのは施工事例です。

工事が終わるたびに1本、写真と一緒に出すほうが効きます。

Q
建設業許可を書くと営業電話が増えませんか?
A

許可番号は国土交通省のシステムで誰でも照会できるので、書かなくても調べられます。

書かないことで営業電話を減らす効果は、ほとんど期待できません。

Q
ポータルサイトとホームページはどちらを先に直すべきですか?
A

自社サイトが先です。ポータルサイトから来た人も、社名で調べ直して自社サイトを見ます。

そのときに問い合わせ方法が無いと、せっかくの紹介料が無駄になります。

Q
ドメインの名義が制作会社になっていました。すぐ移すべきですか?
A

いますぐ移す必要はありません。まず「自社名義に変更できるか」と「辞めたあとどうなるか」の2つを確認してください。

答えを聞いたうえで、次に作り直すときの判断材料にすれば足ります。

Q
問い合わせ欄はどこに設けるのがよいですか?
A

トップページの中ほどと、いちばん下の2か所で足ります。読み終わった場所で押せるようにします。

上部に固定するボタンを足すと、途中で読むのをやめた人にも届きます。

Q
施工事例は何件くらいあればよいですか?
A

まず10件を目標にしてください。工事の種類が3つ以上そろうと、自分の家に近いものが見つかります。

件数より、着工前と完成が同じ位置から撮れているかのほうが効きます。

Q
写真は業者に頼んだほうがよいですか?
A

最初はスマートフォンで足ります。大事なのは画質より、同じ位置と同じ天気で撮ることです。

枚数がそろってきてから、看板になる1軒だけ頼む、という順番で問題ありません。

まとめ|塗装のホームページ集客は測ってから直す

  • 8割はもう持っている
    → 千葉県内の塗装会社154社のうち81.8%が独自ドメインのサイトを持っています
  • 半分以上がどこか欠けている
    → 土台6項目をすべて満たしていたのは33.9%でした
  • 最初に直すのは問い合わせ方法
    → 電話がタップできない35.7%とトップに欄が無い71.4%です
  • 建設業許可は差がつく
    → 89.3%が書いていません。義務ではないので、書けば分かれます
  • 写真は撮り方で決まる
    → 同じ位置・同じ天気・全体と近く。足場を外すと撮り直せません
  • 名義を先に確かめる
    → ドメイン・サーバー・写真・原稿。5社はドメインが切れて開けませんでした

外壁塗装の集客をチラシやポータルサイトも含めて全体から見たい場合は、外壁塗装の集客にまとめています。

塗装のホームページ集客を止めている場所は会社ごとに違うので、先に自分のサイトを数えます。

直す順番を一緒に決めます

御社のホームページとGoogleマップを24項目で測り、30日でやることを順番にしてお渡しします。料金は11,000円(税込・単発)です。

作り直しが必要かどうかも、測ってから判断します。当社が数えたかぎりでは、作り直しが要るのは8.9%だけでした。

いまのサイトのどこが欠けているかを見てほしい、という相談だけでも大丈夫です。

出典・参考文献

  1. 当社実測(千葉県内の塗装会社154社を調査・2026年9月1日) ↩︎
  2. 当社実測(千葉県内の塗装会社112社のトップページを取得・2026年8月31日) ↩︎
  3. e-Gov法令検索 建設業法 第四十条(標識の掲示)(2026年9月1日確認) ↩︎
  4. 国土交通省 建設業者・宅建業者等企業情報検索システム(2026年9月1日確認) ↩︎
  5. Google Search Console(shumanllc.com の記事「外壁塗装の集客」)(2026年8月31日取得) ↩︎