【運営元より】
本記事は、千葉県佐倉市でホームページ制作・Web顧問を手がけるSHUMAN合同会社が制作・運営しています。当社自身が飲食店向けのホームページを販売しているため、金額の話では利害があります。そこで、相場を他社の数字で語るのをやめ、実費(サーバー・ドメイン)は公式の料金で、制作費は当社の価格と、その安さの理由を開示する形にしました。
飲食店のホームページは、いくらかかるのか。
調べると「相場は数十万円」と書いてある記事もあれば、「月2,000円でできる」と書いてある記事もあります。
どちらも嘘ではありません。
ばらつくのは、同じ「ホームページ」という言葉で、まったく違う作り方の話をしているからです。
この記事では、費用を実費・制作費・維持費の3つに分けて整理します。
実費はエックスサーバーの公式料金で確認し、制作費は当社の価格と理由をそのまま開示します。
結論:飲食店のホームページ費用は「作り方」で3つに割れます
金額の幅は、品質の差ではなく誰の時間を使うかの差です。

- 自分で作る(0円〜数万円)
→ WixやSTUDIOなどで自作する。金銭的には最も安いが、設計・文章・写真・更新のすべてを自分の時間で払う - 月額サービス(月2,000円〜5万円)
→ テンプレートに情報を入れて公開する。初期は軽いが、やめた時点でサイトが消える契約が多い - 制作会社に頼む(数万円〜数十万円)
→ 買い切りが中心。金額の幅が最も大きく、同じ「7ページ」でも会社によって10倍違う
この記事の結論
・維持費の実費は年間8,316円(サーバー月693円・ドメインとSSLは0円/2026年8月11日時点)
・「相場◯◯万円」の数字はあてにしなくていい。母集団が偏っているため
・見るべきは金額の大小ではなく、名義・月額の中身・追加費用の3点

千葉県内の飲食店に限っては、当社が7〜8ページのホームページを77,000円(税込・買い切り)で制作しています。月額はかかりません。
→ MISEGAMAE(飲食店向けホームページ制作)
飲食店のホームページの維持費は月いくらか【公式料金で確認】
まず、誰が作っても必ずかかる実費から押さえます。
ここは相場の話ではなく、公開されている料金表を見れば分かる金額です。

エックスサーバーのスタンダードプランは初期費用0円・12か月契約で月額693円です1。
同プランには独自ドメインが永久無料になる特典が付き、SSL(暗号化)も無料のものが標準で使えます。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| レンタルサーバー | 月693円 | 12か月契約・初期費用0円 |
| 独自ドメイン | 0円 | サーバー契約の特典(12か月未満の契約は対象外) |
| SSL(暗号化) | 0円 | 無料のものが標準 |
| 年間の実費 | 8,316円 | 上記の合計 |
※料金はキャンペーンで変わります。金額は2026年8月11日時点の公式表記です。契約期間が12か月未満の場合はドメイン無料特典の対象外です。
つまり維持費そのものは、年1万円を切ります。
月額1万円や3万円を請求されている場合、その差額は実費ではなく保守・サポートの料金です。
中身を確認する価値があります。
「飲食店のホームページ相場は◯◯万円」があてにならない理由
相場を調べると、数十万円という数字がよく出てきます。
この数字自体が間違っているわけではありません。
ただしどこから集めた数字なのかを見る必要があります。
- 制作会社が自社の受注実績から出した数字
→ その会社の価格帯がそのまま出ます。安い会社と高い会社では倍以上違います - 比較サイトが発注データから出した数字
→ 母集団が「比較サイトを使って発注した人」に偏ります。相見積もりを取る規模の案件が中心になります - アンケートで集めた数字
→ 回答した会社の顔ぶれ次第で動きます
どれも「個人でやっている飲食店1軒」の実態を代表していません。

嶋津
相場という言葉を使うと、なんとなく決着した気になります。
ただ、母集団が違えば数字は動きます。自分の店に近い条件の見積もりを2つ取るほうが、よほど早いです。
実際、同じ質問への回答でも「最低30万円」と書く人もいれば「2ページなら20万円台」「自作なら1〜3万円」と書く人もいます。
金額の幅そのものが、この業界の実態です。
相場を1つの数字に丸めても、判断には使えません。
飲食店のホームページ制作費で何にお金がかかっているのか
では、制作費の中身は何なのか。
当社が飲食店のホームページを作るときにやっていることを、そのまま並べます。
- 構成の設計
→ 何ページ作るか、どの順で見せるかを決める。飲食店はメニューが最重要で、ここの作りで結果が変わります - デザイン
→ 色・写真の配置・スマホでの見え方を整える - 原稿の整形
→ 店から受け取った情報を、読める形と検索に載る形に直す。メニューはPDFにせず文字で組みます - 初期設定
→ サーバー、ドメイン、SSL、問い合わせフォーム、Googleへの登録 - 納品時の説明
→ 更新のやり方を店側に渡す
金額が10倍違う理由の多くは、この中のデザインをどこまでゼロから作るかと、写真と原稿を誰が用意するかにあります。
当社が77,000円でできる理由
当社は7〜8ページを77,000円(税込・買い切り)で作っています。
安い理由は企業努力ではなく、やらないことを決めているからです。
- 飲食店だけに絞っている
→ 業種ごとに構成を作り直さないので、設計の時間が要りません - デザインをゼロから作らない
→ 飲食店に必要な型を用意し、その店に合わせて調整します - 写真撮影を含んでいない
→ お店にある写真を使います。撮影が必要なら別途になります - 月額サポートを付けていない
→ 買い切りです。毎月の相談窓口が欲しい方には向きません - 千葉県内に限っている
→ 質を保つため、制作数をコントロールしています
向かない方もはっきりしています。撮影から任せたい、原稿もすべて書いてほしい、毎月更新を代行してほしい。
この場合は月額型のサービスのほうが合っています。
飲食店のホームページ見積書に並ぶ項目の意味
見積書を受け取っても、項目名だけでは何を買っているのか分かりません。
よく並ぶ項目と、その中身を書きます。
| 項目名 | 実際にやっていること | 見るポイント |
|---|---|---|
| ディレクション費 | 打ち合わせ・進行管理・原稿の整理 | 小規模なら大きな金額にはなりません |
| デザイン費 | 見た目を作る。ゼロから作るか型を使うかで大きく変わる | 金額差が最も出る項目 |
| コーディング費 | デザインを実際のページにする | ページ単価で出す会社が多い |
| CMS導入費 | 店側で更新できる仕組みを入れる | 入っていないと更新のたびに費用が出ます |
| 初期設定費 | サーバー・ドメイン・SSL・フォーム | 実費は年8,316円。作業料との内訳を聞く |
| 写真撮影費 | 料理と店内の撮影 | 含まれるかどうかで総額が変わります |
| 原稿作成費 | 文章を書く | 店が書くなら不要にできます |
削ってよいのは、写真撮影費と原稿作成費です。手元の写真と、店主が書いた文章で足りる場合があります。
削ってはいけないのは、CMS導入費です。ここを削ると、価格を1つ直すたびに制作会社に依頼することになります。

嶋津
デザイン費が高い会社が悪いわけではありません。ゼロから作れば当然かかります。
ただ、飲食店の場合はメニューが読めることのほうが先です。そこにお金を残してください。
月額型と買い切り型はどちらが安いのか
よくある質問ですが、答えは何年使うかで決まります。
| 月額型(例:月3万円) | 買い切り型(例:77,000円) | |
|---|---|---|
| 1年 | 360,000円 | 77,000円+実費8,316円 |
| 3年 | 1,080,000円 | 77,000円+実費24,948円 |
| やめたとき | サイトが消える契約が多い | サイトは残る(名義が自分なら) |
| 向いている店 | 撮影・原稿・更新まで任せたい店 | 自分で更新できる、固定費を増やしたくない店 |
※月額型の金額は説明のための例です。実際のサービスによって、含まれる作業も金額も異なります。
金額だけを見れば買い切りが安くなります。
ただし更新が止まると価値が落ちるので、自分で触れないなら月額型のほうが結果的に得になることもあります。
飲食店のホームページの見積もりで確認する3つ
金額の大小より先に、これを聞いてください。

- ドメインとサーバーの名義
→ 「こちらの名義で契約してもらえますか」。制作会社の名義だと、別れるときにサイトもURLも持ち出せません - 月額に何が含まれるか
→ 更新代行なのか、サーバー代の預かりなのか。「保守」という言葉だけでは中身が分かりません - 追加費用が出る作業
→ 写真、原稿、ページ追加。どこから別料金になるかを先に聞いておきます
名義の話は、飲食店にホームページはいらない?でも詳しく書いています。
結局いくら用意すればいいのか
目安をはっきり書きます。
- 自分で作る
→ 初年度2万円ほど(実費+テンプレート代)。時間は自分で払います - 制作会社に頼む
→ 買い切りで10万〜50万円が中心。7〜8ページなら10万円台でも成立します - 毎年かかるお金
→ 実費は年8,316円。これに保守を付けるかどうかで変わります
用意すべきは、制作費より先に「更新する人」です。
価格改定と臨時休業を直せる人がいない状態で作ると、いくら払っても効果は出ません。
飲食店のホームページ費用についてよくある質問
- Q無料で作れるサービスではだめですか?
- A
だめではありません。まず作ってみる分には合理的です。
気をつける点は2つあります。サービス名がURLに入ること(独自ドメインでないこと)と、やめたときにサイトが消えることです。
名刺やチラシにURLを刷る予定があるなら、独自ドメインにしておくほうが後で困りません。
- Q月額の保守費は払う価値がありますか?
- A
中身によります。更新を代行してくれるなら価値があります。
サーバー代の預かりとバックアップだけで月1万円なら、実費が月693円である以上、割高です。
契約前に「毎月何をしてもらえますか」と聞いて、答えが具体的でなければ外して構いません。
- Q安い制作会社は品質が低いですか?
- A
金額と品質は比例しません。安さの理由が説明できるかどうかで判断してください。
業種を絞っている、デザインを型で作っている、撮影を含まない。こうした理由があれば、安くても中身は成立します。
理由が説明されないまま安い場合は、どこかが省かれています。何を省いているのかを聞いてください。
- Qページ数は多いほうがいいですか?
- A
飲食店の場合、必要なのは7〜8ページ程度です。
トップ、メニュー、店舗情報、アクセス、こだわり、問い合わせ。ここが揃っていれば足ります。
ページ数を増やすほど更新する場所が増えるので、維持できる数にとどめるほうが現実的です。
- Q作ったあと、自分で更新できますか?
- A
更新できる形で納品されるかどうかは、契約前に確認してください。
価格改定と臨時休業を自分で直せることが最低ラインです。ここができないと、毎回費用がかかります。
まとめ:飲食店のホームページ費用は3つに分けて考える
- 実費(年8,316円)
→ サーバー月693円・ドメインとSSLは0円。これは誰が作っても同じです - 制作費(0円〜数十万円)
→ 差が出るのはデザインをゼロから作るかと、写真や原稿を誰が用意するか - 維持費(0円〜月数万円)
→ 保守の中身次第。実費との差額が何の対価かを必ず聞いてください - 相場という数字
→ 母集団が偏るのであてにしない。自分の店に近い条件で2社に聞くほうが早いです - 先に決めるべきこと
→ 制作費より「更新する人」。ここが空いていると、いくら払っても効果は出ません
出典・参考文献
- エックスサーバー 公式「料金一覧」/スタンダードプラン・初期費用0円・12か月契約の月額とドメイン永久無料特典(2026年8月11日確認) ↩︎
