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立地が悪い飲食店の集客!家賃の差額をどこに使うか

立地が悪い飲食店は家賃の差額をどこに使うかのアイキャッチ。立地の悪さは、安い家賃と引き換えに買ったものです。右側の濃い緑の面に「家賃の差額 月7万円」と大きく書かれ、その下に駅前25万円と路地裏18万円の差と補足されている

【運営元より】
本記事は、千葉県佐倉市でホームページ制作・Web集客支援を手がけるSHUMAN合同会社が制作・運営しています。
当社は飲食店のホームページを販売しているため、その方法を勧めると得をする立場にあります。
そこでお金をかけずにできることから順に書き、金額が要るものは家賃の差額と比べて判断できる形にしました。

嶋津文仁

Webマーケティングの実務は10年以上です。お金・健康・仕事という、Googleが最も厳しく品質を見る分野(YMYL)を担当し、検索上位を出してきました。SEO記事制作は500本以上。いまは千葉県の地域ポータル「チバっす」を自社で運営しながら、県内の店舗と中小企業を支援しています。

立地が悪いという言葉は、たいてい不利な話として使われます。

ただ、立地の悪さは、安い家賃と引き換えに買ったものです。

駅前の物件を選ばなかった分、毎月のお金が浮いています。

その差額を集客に回せば、駅前の店と同じ土俵に乗れます

この記事では、まず自分の店の立地を数字で測り、そのうえで何にいくら使うかを決める順番で書きます。

結論:立地の悪さは家賃の差額で埋められます

飲食店の家賃の差額を集客に回すという考え方を示した図。駅前が月25万円なら回せる分は0円、路地裏や2階なら月7万円、住宅街や郊外なら月12万円を集客に回せる
立地の悪さは、安い家賃と引き換えに買ったものです

駅前と路地裏では、同じ広さでも家賃が違います。

場所家賃の例集客に回せる差額
駅前月25万円0円
路地裏・2階月18万円月7万円
住宅街・郊外月13万円月12万円

※金額は考え方を示すための例です。実際の家賃で置き換えてください。

この記事の結論
・立地の悪さは家賃の安さと交換したもの。差額を集客に回すと考える
通りがかりが少ない店ほど、来る前に調べられている。調べたときに何が出るかで決まります
・最初にやることは0円でできる。Googleの店舗情報と、メニューが読める場所

差額をそのまま利益にしている店が多いです。

それ自体は悪くありませんが、集客に困っているなら、その一部を回す判断ができます。

通りがかりが少ない店ほど、飲食店のホームページの作り方で書いた載せる項目が効きます。

自分の店の立地を数字で測る

飲食店の立地を数字で測る方法を示した図。通りがかりで入る客の割合、お店の名前で検索された回数、地図で道順を押された数、予約の経路、再来店の割合の5つで測る
悪いかどうかは、感覚ではなく数で分かります

「立地が悪い」と言うとき、たいていは感覚で言っています。

まず数えてください。

  • 通りがかりで入る客の割合
    → 予約なし・初来店の人が何割か。3割を切っていたら、立地は効いていません
  • お店の名前で検索された回数
    → Googleビジネスプロフィールの管理画面で分かります
  • 地図で道順を押された数
    → 同じ画面で分かります。押されているのに来ていないなら、たどり着けていません
  • 予約や来店の経路
    → 「どこで知りましたか」と聞くだけです
  • 再来店の割合
    → 立地が悪くても、ここが高ければ商売は成立します

通りがかりが3割を切っているなら、看板を大きくしても変わりません。

その店に来る人は、来る前にどこかで店を知って、調べてから来ています

手を入れるべきなのは、その「調べたとき」のほうです。

立地が悪い店ほど来る前に調べられています

当社は千葉県の地域ポータルメディアを運営しています。

そこにどんな検索語で人が来ているかを測ったところ、上位のほとんどが店名を含む検索でした1

さらに、店名と一緒に打ち込まれていた言葉はこうです。

検索された言葉表示回数割合
「レビュー・口コミ・評判」を含む語1,617回17.5%
「メニュー」を含む語1,177回12.7%
店名+写真213回2.3%
営業時間・定休日0回0.0%
値段・価格・料金0回0.0%

※2026年7月12日〜8月9日の28日間に取得できた545語・9,237回から数えています。通りがかりではなく、名前で調べてから来ていることが読み取れます。

人は店を知ったあとに、名前で検索して確かめています。

通りがかりで入ってもらえない店ほど、この「確かめる」場面が来店を決めます。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

立地が悪い店の勝負は、店の前ではありません。

スマートフォンの画面の中で、行くかどうかが決まっています。

家賃の差額の1か月分で、来る前に読んでもらう場所は作れます。

千葉県内の飲食店限定
MISEGAMAEのロゴ。上下から緑の針が互い違いに文字を挟み、下に読みの「店構え」が添えられている。飲食店のホームページ制作サービスMISEGAMAEの商標
MISEGAMAEで制作したホームページのPC画面とスマートフォン画面を並べた画像。架空のカフェ「café shuman」のトップページで、外観写真を全画面に使い、店名・キャッチコピー・電話ボタン・メニューへのボタンが並んでいる
MISEGAMAEで作るホームページ(PCとスマホ)。実在のお店ではなく、当社が作ったデモサイト(架空のカフェ)の画面です

千葉県内の飲食店に限って、当社が7〜8ページのホームページを77,000円(税込・買い切り)で制作しています。月額はかかりません。
MISEGAMAE(飲食店向けホームページ制作)

立地が悪い飲食店が手を付ける順番

立地が悪い飲食店が手を付ける順番を示した図。Googleの店舗情報、メニューと値段、地図の目印、駐車場の案内、再来店の順で、最初の2つでたどり着けるかが決まる
来る前に調べる人に向けて整えます
  1. Googleの店舗情報を埋める
    → 0円。外観の写真は必ず入れます。無いとたどり着けません
  2. メニューと値段を文字で読める場所に置く
    → 来る前にいちばん見られています
  3. 地図で迷わない目印を書く
    → 「◯◯銀行の角を入って2軒目」。地図だけでは着けないことがあります
  4. 駐車場の案内を出す
    → 台数と、満車のときの近くの駐車場
  5. 来た人にまた来てもらう
    → 立地が悪い店は、再来店の割合で決まります

最初の1つは飲食店のグーグルマップ登録に、2つ目は飲食店のメニュー表の作り方に詳しく書きました。

1と2で、たどり着けるかどうかがほぼ決まります。

外観の写真がいちばん効きます

立地が悪い店で最も多い取りこぼしが、たどり着けないことです。

  • 昼と夜の2枚
    → 夜は見た目が変わります
  • 目印が入った写真
    → 隣の建物や看板が写っていると分かります
  • 入口が分かる写真
    → 2階の店なら、階段の入口も
  • 地図アプリの位置を確認する
    → ピンがずれていることがあります

ピンのずれは、意外と起きています。

自分のスマートフォンで道順を出して、実際にその通りに歩いてみてください。

立地が悪い飲食店が地図で迷わせない書き方

たどり着けない店は、それだけで機会を失っています。

地図に載っているだけでは足りません。

  • 目印を文で書く
    → 「◯◯銀行の角を入って2軒目」「コンビニの向かい」。地名より目印が効きます
  • 最寄り駅からの所要時間
    → 「徒歩8分」。分からないと、行くかどうかを決められません
  • 曲がる回数を書く
    → 「駅を出て左、1つ目の信号を右」。3手順までにおさめます
  • 入口の写真
    → 建物ではなく、入口そのもの
  • 夜の写真
    → 昼と印象が変わります。夜に来る店なら必須です

地図アプリのピンを、自分で確認してください。

実際にスマートフォンで道順を出して、その通りに歩いてみます。

ずれていたら、Googleの管理画面から修正できます。

立地が悪い店は近くの人に知ってもらう

立地が悪い店ほど、近くに住んでいる人が支えになります。

  1. ポスティング
    → 半径1キロ。1万枚で5万円ほどが目安です
  2. 近隣の店に置かせてもらう
    → 美容室、クリニック、コインランドリー。待ち時間に読まれます
  3. 地域の掲示板
    → 自治会の掲示板は、いまも見られています
  4. 近所の会社に営業する
    → ランチをやっているなら、直接持っていきます
  5. SNSで地名を入れる
    → 来られる距離の人に届きます

2つ目が見落とされがちです。

待ち時間があるお店では、置いたものが読まれます。

相手の店にも声をかけて、お互いに置き合う形にすると続きます。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

半径1キロに届けるほうが、全国に出すより効きます。

立地が悪い店は、遠くの人ではなく近くの人を取りにいってください。

立地が悪いことの利点を使う

飲食店の立地が悪いことの利点を3つ示した図。家賃が安く使えるお金がふえる、競争が少なく値下げ競争に巻き込まれにくい、わざわざ来る目的地になれる
不利だけではありません
  • 使えるお金がふえる
    → 家賃が安い分を、集客と料理に回せます
  • 競争が少ない
    → 同業が近くにいないので、値下げ競争に巻き込まれにくくなります
  • 目的地になれる
    → わざわざ来る店は記憶に残ります。口コミにもなりやすいです

通りがかりを捨てる代わりに、この3つを取っています。

駅前の店は家賃が高く、同業も多く、そして「たまたま入った店」として忘れられます。

立地が悪い店の勝ち筋は、わざわざ来る理由を1つ作ることです。

立地が悪くてもわざわざ来る理由の作り方

理由は1つでよく、多くは要りません。

  • ここにしかない品
    → 他店にない一品。凝ったものでなくて大丈夫です
  • 量か値段
    → 同じ値段で量が多い、または同じ量で安い
  • 落ち着ける
    → 席の間隔、静かさ、長居できること。駅前にはできないことです

  • → 店主と話せる、覚えてもらえる
  • 駐車場
    → 車で来る人には、これだけで理由になります

最後の1つを軽く見ないでください。

郊外では、停められることが選ばれる理由になります。

台数を書いておくだけで変わります。

飲食店の家賃の差額を集客の何に使うか

差額が月7万円あるとして、使い道を並べます。

使い道金額の目安向いている場合
自分のページを作る買い切り10万円台+年13,200円来る前に調べられる店
グルメサイトのネット予約1人あたり100〜215円新しい客を増やしたい
媒体の有料プラン月1〜10万円予約人数が安定している
チラシ1万枚で5万円ほど半径1キロで勝負する店
料理と食材に回す再来店で成立している店

維持費は、レンタルサーバーの実費だけなら年13,200円です2

差額の1か月分で、来る前に読んでもらう場所は作れます。

どれから手を付けるかの全体像は飲食店の集客方法にまとめました。

立地の種類ごとに効く手が違います

立地起きていること先にやること
路地裏存在を知られていないSNSと地図。外観の写真
2階・地下入口が分からない階段や入口の写真。目印を書く
住宅街通行量が少ない近隣へのチラシ。常連への声かけ
郊外・車駐車場が分からない台数の明記。地図のピンの確認
駅から遠い移動の理由が要るわざわざ来る理由を1つ作る

2階と地下の店は、入口の写真だけで変わることがあります。

店の前まで来て、入口が分からずに帰る人がいます。

立地が悪い飲食店は再来店の割合で決まります

立地が悪い店の商売は、ここで決まります。

新しいお客さんが少ない分、来た人にもう一度来てもらう必要があります。

  • 次の理由を伝える
    → 「来週から秋のメニューです」。会計のときに一言
  • 顔と好みを覚える
    → わざわざ来る店で覚えてもらえると、通う理由になります
  • 休みを先に知らせる
    → 来て閉まっていた、が最も離れる理由です
  • つながる手段を持つ
    → SNSかLINE。次の告知が届くようになります
  • 混む時間を伝える
    → 「土曜の18時以降は混みます」。分散すると席が回ります

再来店の割合が5割を超えていれば、立地の悪さはほぼ問題になりません。

そこまで届いていないなら、新しい客を増やす前に、ここを上げるほうが早いです。

立地が悪い店の集客を測って続けるか決める

やったことが効いたかどうかは、数えないと分かりません。

何を見るか何で測るか見る間隔
たどり着けているか地図で道順を押された数月1回
知られているか店名で検索された回数月1回
来ているか「どこで知りましたか」の記録毎日→月1回集計
戻ってきているか再来店の割合3か月
費用が見合っているか使った金額÷増えた人数3か月

3か月で判断してください。

1か月では季節の影響と区別がつきません。

逆に半年放っておくと、効いていないものにお金を払い続けます。

立地が悪い飲食店の出店を決める前に見ること

これから出す方に向けて、先に確認することを書いておきます。

  • 家賃の差額を計算する
    → 駅前の物件といくら違うか。その差額が毎月の集客の予算になります
  • 通行量を数える
    → 平日と休日、昼と夜。実際に立って数えると分かります
  • 近くに何があるか
    → 会社、学校、住宅、病院。誰が通るかで業態が決まります
  • 駐車場
    → 車が前提の場所なら、台数が売上の上限になります
  • 同業がいるか
    → いないのは有利ですが、需要が無いだけの場合もあります

最後の1つに注意してください。

同業がいない場所は、競争が無いのではなく、そもそも人がいないことがあります。

通行量を自分で数えてから決めてください。

立地が悪い店の値段の付け方

家賃が安い分、値段を下げたくなります。

下げないほうがいい場合が多いです。

  • わざわざ来る店で安さを売りにすると
    → 同じ安さの店が近くにあれば、そちらに行かれます
  • 差額は品質に回す
    → 同じ値段で量が多い、素材が良い。値段を下げるより効きます
  • 駅前と比べられない
    → 来る人は、すでに移動の手間をかけています。値段だけで選んでいません
  • 下げると戻せない
    → 一度下げた値段は、上げるときに客が離れます

家賃の差額は、値引きではなく中身に使ってください。

そのほうが、わざわざ来る理由になります。

立地が悪い飲食店の口コミの集め方

わざわざ来た人は、書いてくれる確率が高いです。

「行きにくかったけど良かった」は、そのまま強い口コミになります。

  • 会計のときに一言
    → 「よかったら感想を書いてもらえると励みになります」
  • QRコードを置く
    → レジと卓上。書く手間を減らします
  • 見返りを付けない
    → 割引と引き換えにするのは避けてください
  • 返信する
    → とくに低い評価には落ち着いて返します
  • 場所についての口コミ
    → 「分かりにくいけど…」は、次の人への案内になります

最後の1つは、むしろ歓迎してください。

行きにくいと書かれても、そこに店側の返信で目印を添えておけば、次の人は迷いません。

立地が悪い飲食店の1年の進め方

いきなり全部はできません。

順番に並べます。

時期やることかかるお金
1か月目Googleの店舗情報を埋める(外観の写真を必ず)0円
2か月目メニューと値段が読める場所を作る維持費 年13,200円
3か月目地図の目印と駐車場の案内を足す0円
4〜6か月目近くの人に知らせる(ポスティング・近隣の店)5万円ほど
7〜9か月目再来店の仕組みを作る(つながる手段)0円〜
10〜12か月目数字を見て、続けるものを決める

最初の3か月はほとんどお金がかかりません。

ここを飛ばして広告から始めると、来た人を取りこぼしたまま費用だけが増えます。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

1年かけて順に進めるほうが、結果的に早いです。

同時に全部やろうとして、途中で止まる店をよく見ます。

立地が悪い飲食店の業態の選び方

同じ場所でも、業態によって「悪い立地」かどうかが変わります。

業態通行量への依存立地が悪くても成立するか
ランチ主体の定食屋高い近くに会社や学校が必要
カフェ高い落ち着ける環境なら目的地になれる
夜の居酒屋予約と再来店で成立します
専門店(ラーメン・カレーなど)低いわざわざ来る店になりやすい
高単価の店低い予約が前提なので影響が小さい

専門店ほど、立地の悪さが問題になりません。

目当てがはっきりしている店には、人は移動してでも来ます。

逆に、通りがかりで入る業態を悪い立地でやると、苦しくなります。

すでに営業している場合は、業態を変えるより「目当て」を1つ作るほうが早いです。

立地が悪い飲食店のランチとディナー

時間帯によって、効く手が変わります。

  • ランチ
    → 近くで働く人が中心。会社や学校への配布が効きます
  • ランチの告知
    → 当日の朝にSNSで出すと、その日の来店になります
  • ディナー
    → 移動してでも来る人。予約と口コミが効きます
  • ディナーの告知
    → 前日までに出します。当日の夜は決まっていることが多いです
  • どちらも弱い場合
    → まずランチから。近い人のほうが動きやすいです

ランチが弱い店は、届く範囲が狭いだけのことがあります。

半径500メートルの会社と学校に、一度届けてみてください。

立地が悪い飲食店が使える写真の撮り方

写真は、たどり着くための道具にもなります。

  • 外観は離れて撮る
    → 建物だけでなく、隣や向かいが写っていると目印になります
  • 入口を単体で撮る
    → 扉やのれん。2階なら階段の入口も
  • 道からの見え方
    → 「この角を曲がるとこう見える」という1枚
  • 駐車場
    → 停める場所が分かる1枚。台数も書きます
  • 夜の外観
    → 明かりの付いた状態。夜に来る店なら必ず

料理の写真より先に、この5枚をそろえてください。

料理がおいしそうでも、たどり着けなければ意味がありません。

撮った写真は、Googleと自分のページの両方で使えます。1回撮れば足ります。

立地が悪い店がやらないほうがいいこと

  • 大きな看板に頼る
    → 通りがかりが少ないなら、見る人がいません
  • 値下げで集める
    → わざわざ来る理由が値段だけになると、続きません
  • 駅前の店の真似をする
    → 回転で稼ぐ形は、通行量が前提です
  • 全部の集客を同時に始める
    → 人手が足りなくなります
  • 立地のせいにして測らない
    数えていないと、何が効いたか分かりません

看板は、まったく無駄というわけではありません。

ただ、通りがかりが3割を切っている店では、優先順位は低くなります。

同じお金をかけるなら、来る前に見られる場所を整えるほうが先です。

立地が悪い飲食店の集客についてよくある質問

Q
看板は出さなくていいのですか?
A

出さなくていいという意味ではありません。優先順位の話です。

通りがかりが少ない店では、看板を大きくしても見る人が増えません。同じお金なら、来る前に見られる場所を先に整えてください。

ただし店の前まで来た人が迷わないための小さな案内は、必ず出してください。

Q
家賃が安い場所に移転したほうがいいですか?
A

移転は最後の手段です。いまの場所で、来る前に見られる部分を整えるほうが先に効きます。

移転すると、いまのお客さんの一部は来なくなります。差額と失う客を並べて計算してください。

Q
値段を下げたほうが人は来ますか?
A

下げないほうがいい場合が多いです。わざわざ来る店で安さを売りにすると、同じ安さの近い店に行かれます。

家賃の差額は、値引きではなく量や素材に回してください。そのほうが、また来る理由になります。

Q
同業がいない場所は有利ですか?
A

有利な場合と、そもそも人がいないだけの場合があります。

実際に立って通行量を数えてから判断してください。平日と休日、昼と夜で分けて数えます。

Q
専門店のほうが立地が悪くても大丈夫ですか?
A

目当てがはっきりしている店ほど、人は移動してでも来ます。ラーメンやカレーの専門店は、その傾向があります。

すでに営業しているなら、業態を変えるより「これを食べに来る」という一品を1つ作るほうが早いです。

Q
立地が悪いと、やっぱり不利ですか?
A

通りがかりのお客さんは期待できません。その分は不利です。

ただし家賃が安く、同業も少なく、わざわざ来た店として記憶に残ります。不利な部分を、来る前に見つけてもらう工夫で埋める形になります。

Q
何から始めればいいですか?
A

Googleビジネスプロフィールを埋めることからです。0円で、外観の写真を入れるだけでも変わります。

次に、メニューと値段を文字で読める場所に置いてください。来る前にいちばん見られています。

Q
看板を大きくしたほうがいいですか?
A

通りがかりで入る客が3割を切っているなら、優先順位は低いです。見る人が少ないためです。

同じお金をかけるなら、来る前に見られる場所を整えるほうが効きます。

Q
SNSはやったほうがいいですか?
A

やる価値はあります。ただし投稿を増やす前に、プロフィールのリンク先を作ってください。

見た人が場所とメニューを確かめられないと、そこで止まります。

Q
チラシは効きますか?
A

半径1キロで勝負する店なら効きます。1万枚で5万円ほどかかるとして、客単価4,000円・原価率30%なら月18人ふえれば元が取れる計算です。

配った枚数ではなく、増えた人数で判断してください。

Q
2階の店で、入口に気づいてもらえません
A

階段の入口の写真を、Googleと自分のページに入れてください。地図で来た人が迷わなくなります。

地図アプリのピンがずれていることもあります。自分のスマートフォンで道順を出して、そのとおりに歩いて確認してください。

Q
駐車場が無いと厳しいですか?
A

郊外では厳しくなります。近くのコインパーキングの場所と台数を案内するだけでも違います。

「駐車場はありませんが、◯◯パーキングに3台分あります。徒歩1分です」と書いてあると、来る前に判断できます。

料金を店で負担するかどうかも書いておくと、迷いがなくなります。

まとめ:立地が悪い店は来る前に決まります

  • 立地の悪さは家賃の安さと交換したもの
    → 差額を集客に回すと考えます
  • まず数える
    → 通りがかりが3割を切っているなら、看板より先にやることがあります
  • 来る前に調べられている
    → 店名で検索したときに、メニューと評判が出るかどうか
  • 外観の写真は必ず
    → たどり着けない、が最も多い取りこぼしです
  • わざわざ来る理由を1つ
    → 品・量・落ち着ける・人・駐車場のどれか
  • 再来店の割合で決まる
    → 立地が悪い店は、ここが高ければ成立します

SNSの使い方は飲食店のインスタ集客に書きました。

立地が悪く通りがかりが期待できない店ほど、来る前に読んでもらう場所が集客を決めます

千葉県内の飲食店限定
MISEGAMAEのロゴ。上下から緑の針が互い違いに文字を挟み、下に読みの「店構え」が添えられている。飲食店のホームページ制作サービスMISEGAMAEの商標
MISEGAMAEで制作したホームページのPC画面とスマートフォン画面を並べた画像。架空のカフェ「café shuman」のトップページで、外観写真を全画面に使い、店名・キャッチコピー・電話ボタン・メニューへのボタンが並んでいる
MISEGAMAEで作るホームページ(PCとスマホ)。実在のお店ではなく、当社が作ったデモサイト(架空のカフェ)の画面です

7〜8ページ・77,000円(税込・買い切り)。月額はかかりません。

外観の写真も、地図で迷わない目印も、入れる場所を作ります。

まず0円でできることから、という相談でも大丈夫です。

出典・参考文献

  1. Google Search Console(当社運営メディア チバっす)/2026年7月12日〜8月9日の検索語別データ。取得できた検索語545語・表示9,237回のうち、「メニュー」を含む語が1,177回(12.7%)、「レビュー・口コミ・評判」を含む語が1,617回(17.5%)。上位の検索語はほとんどが店名を含むものだった(2026年8月11日取得) ↩︎
  2. エックスサーバー 公式「料金一覧」/スタンダードプラン・初期費用0円・12か月契約で月額1,100円・ドメイン永久無料特典(2026年8月11日確認) ↩︎