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田舎の飲食店の集客!まず車で30分圏に何人いるか数えます

田舎の飲食店の集客は車で30分の中を数えるのアイキャッチ。何をするか決めるのは、数えたあとです。右側の濃い緑の面に「休日の移動のうち72.5%」と大きく書かれ、その下に30分未満で終わる。1時間に広げても1.19倍と補足されている

【運営元より】
本記事は、千葉県佐倉市でホームページ制作・Web集客支援を手がけるSHUMAN合同会社が制作・運営しています。
田舎の集客について他社のサイトを8件読みましたが、8件とも、届く範囲を数字で測っていませんでした
この記事は、国が公表している移動のデータからまず範囲を決めるところを書きます。

嶋津文仁

Webマーケティングの実務は10年以上です。お金・健康・仕事という、Googleが最も厳しく品質を見る分野(YMYL)を担当し、検索上位を出してきました。SEO記事制作は500本以上。いまは千葉県の地域ポータル「チバっす」を自社で運営しながら、県内の店舗と中小企業を支援しています。

田舎で店をやっていると、やったほうがいいと言われることは、いくらでも出てきます。

地元とつながる、SNSを続ける、口コミを増やす。どれも間違いではありません。

ただ、その前に決めていないことが1つあります。

どこまでを自分のお客さんと考えるか、です。

ここを決めないまま、やることだけ足していくので、手応えのないことに時間が消えます。

結論:田舎の飲食店の集客は車で30分圏を数えることから

田舎の飲食店の集客は30分圏を数えることから始まると示した図。自分の店を中心とした車で15分と車で30分の二重の円があり、この円の中で決まることとして、何人住んでいるか、地元で回せる規模か、外から呼ぶ必要があるかの3つが並ぶ
何をするか決める前に、届く人数を先に知ります

田舎の飲食店の集客は、車で30分の中に何人住んでいるかを数えるところから始めます。

お店に来てくれる可能性がある人が住んでいる範囲のことを、商圏と呼びます。

田舎の商圏は、車で30分の円で考えるのがちょうどよいです。

国土交通省の調査では、休日に私用で出かけるときの移動のうち、72.5%が30分未満に収まっていました1

この数字は、地方の小さな市に住んでいる人のものです。

  • 30分の中に何人いるか
    → ここで店をどこまで大きくできるかが決まります
  • その人数で地元だけで回るか
    → 回るなら、来る回数を増やす話になります
  • 回らないなら外から呼ぶ
    → 30分の外から来てもらう理由が要ります

順番が大事です。

数えてから何をするか決めると、やらなくていいことが先に消えます。

同じ町の中で人通りが少ない場合は、話が別になります(立地が悪い飲食店の集客)。

遠くから来る人ほど先にページを読みます(飲食店のホームページの作り方)。

田舎の30分は都会の30分より広い

田舎の30分は都会の30分より広いことを示した比較図。地方の小さな市は車の平均の速さが27.0km/hで30分で13.5km、三大都市圏の中心は20.1km/hで30分で10.0km。商圏は半径何kmではなく時間で引くと結んでいる
同じ30分でも、届く距離が3割以上違います

ここが、半径何kmで決めてはいけない理由です。

同じ調査で、休日に私用で車を使ったときの平均の速さが出ています。

どこか車の平均の速さ30分で届く距離
地方の小さな市27.0km/h約13.5km
三大都市圏の中心の市20.1km/h約10.0km
全国の平均23.6km/h約11.8km

田舎のほうが、同じ30分で3.5km遠くまで行けます。

信号が少なく、渋滞も少ないためです。

つまり「半径5km以内がうちのお客さん」と決めると、田舎では狭すぎます。

同じ調査で、休日の私用の移動は5km未満が51.6%、10km未満が70.8%でした。

13.5kmは、7割から8割の人が動いている範囲にあたります。

時間で考えると道の形が入る

距離で円を描くと、山も川も海も無視した円になります。

実際には、道がつながっていない方角には誰も来ません。

  • 山を挟んだ隣町
    → 距離は近くても、回り道で40分かかることがあります
  • 川の向こう
    → 橋のある場所まで戻る必要があります
  • 大きな道路の先
    → 距離は遠くても、20分で着くことがあります

時間で考えると、この差が自動的に入ります。

そのため、田舎の商圏は距離ではなく時間で決めます。

30分を1時間に広げても届く移動は1.19倍

休日の私事の移動が何分に収まるかを示した横棒グラフ。30分までが72.5%、1時間までが86.2%。走る時間を2倍にすると円の広さは4倍になるのに、届く移動は1.19倍にしかならないことを示している
広げる労力に対して、増える人はわずかです

では、もっと広く考えればいいのでしょうか。

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

同じ調査で、休日の私用の移動が1時間未満に収まる割合は86.2%でした。

30分未満は72.5%です。

30分を1時間に伸ばしても、届く移動は1.19倍にしかなりません。

いっぽうで、半径を2倍にすると円の広さは4倍になります。

4倍の範囲に手を伸ばして、増えるのは2割です。

平日はもっと鈍く、80.8%が92.1%になるだけで1.14倍でした。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

遠くのお客さんを増やそうとして、広い範囲にチラシをまく店があります。

枚数は増えますが、返ってくる数はほとんど変わりません。

同じお金を30分の中に厚くまいたほうが、はっきり効きます。

もう1つ、意外な数字があります。

30分未満に収まる割合は、地方のほうが三大都市圏の中心より高いのです。

72.5%に対して62.4%でした。

田舎の人が、長い時間をかけて出かけているわけではありません。

走る距離が長いだけで、かけている時間は都会と変わらない、というのが実際のところです。

30分かけて向かう人は、着く前に必ず一度は調べます。

千葉県内の飲食店限定
MISEGAMAEのロゴ。上下から緑の針が互い違いに文字を挟み、下に読みの「店構え」が添えられている。飲食店のホームページ制作サービスMISEGAMAEの商標
MISEGAMAEで制作したホームページのPC画面とスマートフォン画面を並べた画像。架空のカフェ「café shuman」のトップページで、外観写真を全画面に使い、店名・キャッチコピー・電話ボタン・メニューへのボタンが並んでいる
MISEGAMAEで作るホームページ(PCとスマホ)。実在のお店ではなく、当社が作ったデモサイト(架空のカフェ)の画面です

千葉県内の飲食店に限って、当社が7〜8ページのホームページを77,000円(税込・買い切り)で制作しています。月額はかかりません。
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自分の店の30分圏に何人いるかを数える手順

田舎の飲食店が30分圏の人数を無料で数える手順を4段で示した図。1は地図で店に印を付ける、2は車で30分の範囲を囲む、3はエリアの人口を出す、4は近くの同じような店でもやる。総務省統計局のjSTAT MAPを使う
国の統計を使うので、お金はかかりません

ここは無料でできます。

総務省統計局のjSTAT MAPという地図のサービスを使います2

国勢調査の人口を地図の上で集計できるものです。

  1. 1. 店の場所に印を付ける
    → 自分の店を地点として登録します
  2. 2. 車で30分の範囲を囲む
    → 印を付けた場所から30分で行ける範囲を、そのまま囲めます
  3. 3. エリアの人口を出す
    → 国勢調査の人口が集計されます
  4. 4. 近くの同じような店でもやる
    → 重なった部分が取り合いになります

4つ目までやってください。

自分の円だけ見ても、その人数を何店で分けているかが分かりません。

地図が苦手なら市町村を足すだけでも足りる

手を動かすのが大変なら、もっと簡単な方法があります。

  • 地図アプリで30分の地点を探す
    → 東西南北にルート検索して、30分になる場所を4つ見ます
  • その中に入る市町村を書き出す
    → 全部でなく、半分入るなら人口も半分で数えます
  • 国勢調査の人口を足す
    → 市町村名と人口で検索すれば出てきます

1万人なのか10万人なのかが分かれば、それで十分です。

けた数さえ合っていれば、次の判断はできます。

国が決めた「何分圏」は無い

念のため書いておきます。

国土交通省が示している「地域生活圏」には、人口10万人程度以上という目安はありますが、何分で行ける範囲かという決まりはありません3

30分という線は、国が決めたものではありません。

人が実際に動いている時間から引いた線です。

30分圏の中に同じような店が何店あるか

人数が出ただけでは、まだ半分です。

その人数を何店で分けているかで、見え方が変わります。

数えるのは地図アプリで足ります。

  • 円の中を検索する
    → 自分の店と同じような店の名前で探します
  • 同じ種類の店だけ数える
    → そば屋ならそば屋、居酒屋なら居酒屋だけにします
  • 値段の高さもそろえる
    → 同じ料理でも、1人あたりの値段が倍違えば別の相手です
  • 数えた数で人口を割る
    → 1店あたり何人になるかを出します

この1店あたりの人数が、その土地の厳しさです。

2,000人なのか500人なのかで、同じ売上を作る難しさが変わります。

ただし、都会の数字と比べないでください。

比べるのは、近い規模の町です。

同じ県内で、人口が近くて店が回っている町を1つ選んで、同じ計算をしてみてください。

自分の町のほうが1店あたりの人数が少なければ、円の中はもう分け合っています。

そのときは、来る回数を増やすか、円の外から呼ぶかの2つしかありません。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

この計算をしている店を、私はほとんど見たことがありません。

地図で数えて割るだけなので、30分あれば終わります。

30分圏の人数はこれから減る

数えて出てくるのは、今の人数です。

田舎の店にとっては、ここから先の動きのほうが大事になります。

国勢調査は5年ごとなので、前回と前々回を同じ円で出せば、増えているか減っているかが分かります

  • 減っている円
    → 席数と仕入れを増やす方向の投資は慎重にします
  • 横ばいの円
    → 来る回数を増やすほうに手をかけます
  • 増えている円
    → まだ知らない人に見つけてもらう余地があります

もう1つ、人口の数字には出てこない縮み方があります。

運転をやめる人が出ることです。

国土交通省の調査では、60代も70代も自動車免許を持たない人ほど外出率が低く、移動の回数も少ないと報告されています4

円の中に人は住んでいても、その人が車で30分を走らなくなります。

人口が同じでも、店から見た円は少しずつ小さくなっていきます。

  • 送ってもらえる形にする
    → 家族と来られる時間帯や席を用意します
  • 持ち帰りを用意する
    → 来られない日にも売れる形を残します
  • 近い人の回数を増やす
    → 遠い人が減るぶんを、近い人で埋めます

ここは、来年の話ではありません。

5年、10年で効いてくる話なので、気づいたときには手が打てなくなります。

30分圏が薄い店と厚い店ではやることが変わる

30分圏の人数で田舎の飲食店のやることが変わると示した図。30分圏が薄い店は1人あたりの来店回数を増やし常連の顔ぶれを覚え外から来る理由を作る。厚い店はまだ知らない人に見つけてもらい地図と写真を整える
数えないと、どちらを先にやるべきかが決まりません

人数が出たら、やることが2つに分かれます。

30分圏の人数何が起きているか先にやること
薄い(数千人まで)来る人はもう来ている1人が来る回数を増やす
厚い(数万人以上)知らない人がまだ多い見つけてもらう形を整える

薄いときは回数で埋める

人数が少ない店は、新しい人を探しても増えません。

すでに来ている人が、月1回を月2回にしてくれるほうが早いです。

  1. 顔と名前を覚える
    → 田舎ではこれがいちばん強い引き止め方です
  2. いつもと違う一品を出す
    → 同じ人が来る理由になります
  3. 休む日をはっきり決める
    → 不定休だと、行こうとした人が一度で離れます
  4. 連絡の手段を1つ持つ
    → 次に来てもらう声かけができます

3つ目を軽く見ないでください。

遠くから来る人ほど、閉まっていたときの損が大きくなります。

来る回数を増やす話は飲食店のリピーター対策にまとめました。

厚いときは見つけてもらう形を整える

人数がいる店は、まだ知らない人が残っています。

この場合にやることは、地図と写真です。

  1. 地図に正しく載せる
    → 営業時間と定休日が古いままの店が多いです
  2. 外観の写真を入れる
    → 田舎の店は目印が少なく、たどり着けないことがあります
  3. 駐車場の有無を書く
    → 車で来るのがふつうの土地では、ここで決まります
  4. 看板の写真も1枚置く
    → 夜は建物が見えません

3つ目が抜けている店が本当に多いです。

地図の登録は飲食店のグーグルマップ登録で手順まで書いています。

30分圏の中を厚くするほうが先

外に広げる前に、円の中でやり残していることがないかを見ます。

同じ手間をかけるなら、中を厚くするほうが早く効くというのが、さきほどの数字の結論でした。

やることかかるもの効き方
地図の情報を直す30分ほどその日から効きます
外観と駐車場の写真を足す1時間ほどたどり着けない人が減ります
定休日を決めて書く考える時間だけ無駄足が減ります
常連に次の来店日を作る毎日の会話回数が増えます
自分のページを1枚持つ作る手間調べたときに出てきます

上の4つは、お金がかかりません。

それでも、やっていない店がほとんどです。

0円でできることは飲食店の集客方法に値段の順で並べました。

平日が弱い場合は、時間帯の話が別に要ります。

そちらは飲食店の平日集客にまとめています。

30分圏の外から呼ぶなら「わざわざ」が要る

田舎の飲食店が30分圏の外から客を呼ぶには理由が要ることを示した図。使えなくなるものとして通りがかり、近いから、ついでにが並び、代わりに要るものとしてここにしかない一品、その日しか出ないもの、人に見せたくなる場所が並ぶ
近いから来る、が使えなくなる距離です

中を厚くしても足りないときに、はじめて外の話になります。

30分を超えると、来る理由が入れ替わります。

  • 通りがかりが無くなる
    → その道を通る用事がありません
  • 近いからが使えない
    → 近い店なら、ほかにいくらでもあります
  • ついでにが消える
    → そこへ行くこと自体が予定になります

代わりに要るのは、ここでしか食べられないものです。

  • ここにしかない一品
    → 地元の材料でも、作り方でも構造は同じです
  • その日しか出ないもの
    → 行く日を決める理由になります
  • 人に見せたくなる場所
    → 景色や建物そのものが理由になります

数を打つ必要はありません。1つで足ります。

遠くから来た人は、来た記録を人に見せます。

1人が来る回数は減りますが、1回の話が遠くまで届きます。

写真で伝わる店なら、その使い方は飲食店のインスタ集客に書いています。

SHUMAN合同会社 代表 嶋津
SHUMAN合同会社 代表 嶋津

わざわざ来る理由を作るのは、時間がかかります。

先に30分の中を固めてからのほうが、失敗しません。

30分圏の外を通る人をどう拾うか

住んでいる人のほかに、もう1つの集まりがあります。

その道を通っているだけの人です。

大きな道路沿いや、観光地へ向かう道の途中にある店には、円の外から人が流れてきます。

  • 決めるのはその場
    → 前の日に調べていません。空腹になった時点で探します
  • 探し方は地図
    → 土地勘がないので、名前ではなく現在地の周りで探します
  • たいてい1回きり
    → 同じ人が来月も通るとは限りません
  • 季節と天気で振れる
    → 通る人の数が自分では動かせません

この人たちに効くのは、地図と看板だけです。

その場で探されるので、営業時間と駐車場が地図に出ていないと、そのまま次の店へ行きます。

ただし、通る人だけを当てにしないでください。

数が自分で動かせないので、悪い年が来たときに何もできなくなります。

通る人は上乗せとして数え、土台は円の中で作ります。

田舎の飲食店がホームページでやること

田舎ほど、調べられてから来られるまでの時間が長くなります。

片道30分の店に行くかどうかは、その場では決めません。

前の日に調べて、決めてから出ます。

  1. 場所と行き方
    → 目印と、駐車場の場所まで書きます
  2. 営業時間と定休日
    → ここが古いと、それだけで行きません
  3. 品書きと値段
    → 遠出の前に予算を知りたい人が多いです
  4. 店の中の写真
    → 1人でも入れるか、子ども連れでも大丈夫かを見ています
  5. 予約が要るかどうか
    → 遠いほど、満席で入れない不安が大きくなります

5つ目が抜けている店が多いです。

遠くから来る人にとって、入れないことは1日の予定が崩れることを意味します。

予約が不要なら、不要と書いてください。

それだけで、行くかどうかの迷いが1つ減ります。

作るときの金額は飲食店のホームページ費用で内訳まで出しています。

30分圏は働ける人の範囲とは限らない

田舎の店のもう1つの困りごとが、人が集まらないことです。

お客さんの円と、働く人の円は、同じ大きさではありません。

同じ調査で、平日の通勤にかけている時間の平均は地方の小さな市で19.8分でした5

三大都市圏の中心の市は42.7分です。

田舎に住んでいる人は、通勤に30分もかけていません。

何の円かだいたいの目安決め方
お客さんの円車で30分休日に私用で動いている時間から
働く人の円車で20分ほど平日に通勤にかけている時間から

募集を30分圏の全域にかけても、遠い場所からは応募が来ません。

来たとしても、続かないことが多いです。

  1. 募集は20分の円で考える
    → そこに何人住んでいるかを先に見ます
  2. 人数が少ないなら時間を短くする
    → 3時間だけ働ける形にすると、働ける人の幅が広がります
  3. 送り迎えができるかを書く
    → 運転しない人が応募できるようになります

2つ目が効きます。

円の中の人数は変えられませんが、働ける条件を緩めると、同じ円から応募できる人が増えます。

募集の出し方は飲食店の求人を無料で出す方法にまとめました。

田舎の飲食店の集客についてよくある質問

Q
なぜ30分なのですか。1時間ではだめですか。
A

1時間まで広げても、届く移動が1.19倍にしかならないためです。

休日の私用の移動は30分未満で72.5%、1時間未満で86.2%でした。

いっぽうで、範囲の広さは4倍になります。手をかける量に対して、増える人が少なすぎます。

Q
30分圏に何人いれば店は回りますか。
A

店の種類と、お客さん1人あたりの値段で変わるので、人数の目安は出せません。

出せるのは順番のほうです。数えた人数が少なければ、来る回数を増やす方向に振ります。

多ければ、まだ知らない人に見つけてもらう方向に振ります。

Q
人口を数えるのにお金はかかりますか。
A

かかりません。

総務省統計局のjSTAT MAPは「簡単に無料でできるオンラインサービス」と説明されています。

地図が苦手なら、30分で行ける市町村の人口を足すだけでも、けた数は分かります。

Q
うちは観光地なので、住んでいる人の数は関係ないのでは。
A

観光のお客さんが多い店では、この数え方は土台にしかなりません。

それでも数える価値はあります。観光の波が去った時期に、残る人数が分かるためです。

その人数で持ちこたえられるかどうかが、閑散期の判断になります。

Q
地元密着と、遠くから呼ぶのはどちらが先ですか。
A

先に地元です。

30分の中を厚くするほうが、お金も時間もかかりません。地図を直すのは30分で終わります。

遠くから来る理由を作るのには、月単位の時間がかかります。

Q
チラシは田舎でも効きますか。
A

まく範囲を30分の中に絞れば、効くことがあります。

よくないのは、枚数を増やそうとして遠くまで広げる形です。

同じ枚数なら、狭い範囲に2回入れたほうがはっきり効きます。

Q
近くに同じような店がありません。それでも数えるべきですか。
A

むしろ数える価値が高いです。

取り合う相手がいないなら、その人数がそのまま自分の店の上限になります。

上限が見えると、席数も仕入れも決めやすくなります。

Q
記事に出てくる数字は、外食のために出かけた移動ですか。
A

いいえ。外食だけを取り出した数字ではありません。

買物・食事・通院・送迎・観光などをまとめた「私事」という区分の移動です。

外食だけの公表値は無いため、休日に私用で出かけるときの動き方として読んでください。

範囲を決めるための目安には使えますが、来店数そのものではありません。

Q
SNSは田舎では意味がないと言われました。
A

使い道が2つに分かれる、というのが正確なところです。

30分の中の人には、今日の一品を知らせる道具として効きます。

外の人には、行く理由を伝える道具になります。混ぜると、どちらにも届きません(飲食店のインスタ集客)。

まとめ:田舎の飲食店の集客は30分圏の人数で決まる

  • まず車で30分の中を数える
    → 何をするか決めるのはそのあとです
  • 田舎の30分は約13.5km
    → 都会の10.0kmより3.5km広くなります
  • 半径何kmで決めない
    → 山や川や道の形が入らないためです
  • 1時間に広げても1.19倍
    → 範囲は4倍になるのに、増えるのは2割です
  • 数えるのは無料でできる
    → 国の地図のサービスか、市町村の人口を足すだけです
  • 薄いなら回数を増やす
    → 顔を覚える、休む日を決める、連絡の手段を持つ
  • 厚いなら見つけてもらう
    → 地図、外観の写真、駐車場の有無
  • 外から呼ぶのは最後
    → ここでしか食べられないものが1つ要ります

田舎の集客が難しいと言われるのは、範囲を決めずに、やることだけ増やすからです。

先に数えてしまえば、やらなくていいことが半分に減ります。

30分かけて来る田舎の店ほど、行くと決めるまでの間ずっと読まれるのが自分のページです。

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出典・参考文献

  1. 政府統計の総合窓口(e-Stat)「全国都市交通特性調査」令和3年 トリップ長集計/休日の「私事」の移動は、地方中心都市圏で30分未満が72.5%、1時間未満が86.2%。自動車の平均移動速度は同27.0km/h。「私事」は買物・食事・通院・送迎・観光などをまとめた区分で、外食だけの数字ではない(2026年8月13日確認) ↩︎
  2. 総務省統計局「Let’s Stat!!! ~e-Stat活用ナビ~ 活用マニュアル」(PDF)/jSTAT MAPのエリア作成機能について「登録した『地点』を基準とした多角形・円・到達圏(徒歩○分以内等)を『エリア』として登録すること…等ができます」と説明している(2026年8月13日確認) ↩︎
  3. 国土交通省「『地域生活圏』とは」(PDF)/令和5年7月28日閣議決定の国土形成計画に位置づけられた「地域生活圏」は「市町村界に捉われない、日常的な生活・経済の実態に即したエリア」とされ、「一つの目安として、生活圏人口10万人程度以上(あくまで目安であり、地域の実情に応じてエリアを検討)」と書かれている。何分で行ける範囲か、という決め方は置かれていない(2026年8月13日確認) ↩︎
  4. 国土交通省「都市における人の動きとその変化 ~令和3年度全国都市交通特性調査集計結果より~」(PDF)高齢者の交通特性/「60代、70代ともに、自動車免許を持たない人ほど外出率が低く、移動回数も少ない傾向がみられる」「60代、70代ともに、自動車を持たない人ほど外出率、移動回数が少ない傾向がみられる」と記載されている(2026年8月13日確認) ↩︎
  5. 政府統計の総合窓口(e-Stat)「全国都市交通特性調査」令和3年 トリップ長集計/「性別・年齢階層別・目的種類別平均所要時間」の平日・合計では、通勤の平均所要時間が地方中心都市圏で19.8分、三大都市圏の中心都市で42.7分、全国計で33.6分(2026年8月13日確認) ↩︎